2021年にアルピーヌとチーム名が変わるルノーからF1復帰を果たすことになったフェルナンド・アロンソが、世界のモータースポーツの中で一番退屈なのがF1だと語った。
2018年シーズンを最後にF1から離れ、その間WEC(世界耐久選手権)、インディ500、そしてダカール・ラリーにも挑戦するなどしていた39歳のアロンソだが、このほどフランスの『Le Figaro(フィガロ)』とのインタビューで次のように語った。
「モータースポーツの世界は非常に巨大だが、注目の90パーセントはF1に注がれている」
「だけど、奇妙なことに、それは前もって結果が分かってしまっている唯一のカテゴリーであり、最も退屈なものだ。レースが始まる前から誰が勝つのかすでに分かっているんだからね」
「それが世界のモータースポーツの矛盾点だよ」
「F1は最高のものだし、今後も常にそうであり、全ての注目を集める。だけど、今ではほかのカテゴリーの方がファンにとってはより見応えがあるんだ」
現在、F1以外のカテゴリーに挑戦した自分自身のドキュメンタリー制作を進めているアロンソはそのことに言及しながら次のように付け加えた。
「それによって、人々が週末に自由な時間があればテレビのスイッチを入れてWECやそのほかのレースを見たくなることを期待しているよ」