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レッドブルリンクに行くかどうかは分からないとドイツのテレビ解説者

2020年06月01日(月)18:52 pm

7月初旬にオーストリアのレッドブルリンクで2020年のF1レースが開始されることがほぼ確定的だと報じられているが、各国のテレビ局スタッフが現地入りすることができるかどうかはまだ不透明な状況にあるようだ。

伝えられるところによれば、レッドブルリンクでは7月5日と翌週の12日に2週連続で無観客レースを開催することになるものの、サーキット現場に入ることができる人数はかなり制限されることになるようだ。

こうした中、ドイツのテレビ局『RTL』でコメンテイターを務めるフローリアン・コーニヒは、自分がレッドブルリンクに行くかどうかは分からないとしている。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』からオーストリアでのF1レースにはどのように対応していくことになるのかと質問されたコーニヒは次のように答えた。

「慎重を期してまだ決めていないんだ」

「もちろん、我々もオーストリアだけに適用されるのではないコンセプトによってF1がスタートできることを期待している」

「我々が現場から伝えることになるのか、あるいはケルンのスタジオからになるのか、それはまだ分からない」

「ここ数週間でかなり(新型コロナウイルスの)状況が改善されてきているのが分かるし、これが持続するようであれば、7月にはより多くのことが可能になるかもしれない。だがRTLとしては安全が最優先であることははっきりしている」

「まずは、レースが安全に運営できるだけのコンセプトをF1が示す必要がある」

メディア関係者の中には自分たちを現場から閉め出す形でレースを行う可能性を示しているF1に対して大きな不満を抱いている者もいるようだ。

しかし、コーニヒは次のように続けた。

「残念ながら、我々は通常の状況にあるわけではない。ほかのエリアでも自由が制限されている。だから、そういう形でスポーツが再開できるのであれば、我々もそれは受け入れるしかないだろう」

伝えられるところによれば、F1は間もなく8レースで構成されるヨーロッパでの修正版カレンダーを発表するものと考えられている。

最新の情報によればツインリンクもてぎで10月18日に決勝が予定されていたMotoGPのレースがキャンセルされたが、MotoGP側が大陸間を移動することを避け、ヨーロッパ圏内でのレース開催に集中したいという意向を持っていたことがその理由だとされている。

こうした状況からすれば、10月11日に鈴鹿サーキットで決勝が予定されているF1日本GPの開催も不透明な状況であることは間違いなさそうだ。

しかし、こうした状況のもとでもシーズン終盤にF1開催を目指しているヨーロッパ以外の国も少なくない。

F1シンガポールGP(9月20日決勝予定)の主催者は「何が実行可能で何がだめなのか」を研究しているところだと語っている。

また、新型コロナウイルスによる多数の死者が出ているブラジルでは11月に観客を入れてレースを開催することを目指しているようだ。ブラジルのレースプロモーターは「イベント(レース)は現在の契約のもとで支障なく実施できるだろう」と語ったと伝えられている。

さらに、9月27日にソチ・オートドロームで決勝が予定されているロシアGPでも観客を迎えてのレースを開催する可能性を探っているという。

「我々はレースの準備を続けていくよ。さまざまな選択肢が検討されている。観客を入れるか入れないか、制限を行うかといったことをね」

そう語ったロシアGPプロモーターのアレクセイ・チトフは次のように付け加えた。

「我々は6月22日に再開するサッカーを見て、それを参考にするつもりだ」

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