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メルセデスF1を率いるトト・ヴォルフ「今後のことに関して親会社の会長と話し合っている」

2020年04月02日(木)19:37 pm

トト・ヴォルフが、メルセデスにとどまることが自身のキャリアにおける「優先事項」であることに変わりはないものの、現在親会社のダイムラーと今後についての話し合いをしているところだと語った。

メルセデスのモータースポーツ責任者であり、そのワークスチームの共同オーナー兼CEOという立場にあるヴォルフだが、最近のうわさではメルセデスとの契約が満期となる今年いっぱいでその関係を解消し、レーシングポイントのオーナーであるローレンス・ストロールと手を組んで2021年からアストンマーティンの活動に加わるのではないかと言われている。

現在世界的に新型コロナウイルスの影響を受けているものの、4月20日付けでアストンマーティンの新CEOに就任することが決まったストロールは、1日(水)に発表した声明の中で、2021年にレーシングポイントをアストンマーティンのワークスチームにする計画を進めていくことに変わりはないと主張している。

しかし、ヴォルフの方は、2021年からアストンマーティンのプロジェクトに共同オーナーとして関わることになるのではないかとの推測に関し、母国オーストリアのテレビ局『ORF』に次のように語っている。

「私がアストンマーティンを率いることになるといううわさには何の根拠もないよ」

「我々のチームにおいてダイムラー(メルセデスの親会社)と協業することが私にとっての優先事項なんだ」

「ローレンス・ストロールが率いる投資家コンソーシアムがアストンマーティンの株式を取得した。それは財政的なことだ。だが、私がアストンマーティンで何らかの役割を持つことなど問題外だった」

「我々のF1チームはメルセデスブランドのためにうまくやれているし、あらゆることが我々があと何年も協力関係にあるだろうことを示しているよ」

「私は8年にわたってメルセデスとやってきたし、ここの人たちと仕事をするのが本当に好きなんだ」

そう語ったヴォルフは、必ずしもいい関係にはないのではないかとうわさされているダイムラーのオラ・シャレニウス会長に言及しながら次のように付け加えた。

「それと同時に、私は今後に向けてオラ・シャレニウスと話し合っているんだ。どのように一緒に仕事を続けていくのかということに関してね」

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