アストンマーティンは予定通り2021年からF1に参入する考えを変えていないようだ。
まだ新型コロナウイルスがそれほど世間をさわがせていなかった今年の1月末に、レーシングポイントのオーナーであるローレンス・ストロールがイギリスの高級ブランド自動車メーカーであるアストンマーティンの新オーナーとなったことを発表。
そして2021年にはレーシングポイントがアストンマーティンという名前に変わることになっている。
さらに、最近ではメルセデスF1チームのCEOを務めるトト・ヴォルフがストロールと手を組んで、アストンマーティンF1チームの運営に携わるようになるのではないかとのうわさもささやかれている。
前F1最高責任者のバーニー・エクレストンは先週、この件について次のように語っていた。
「私が知る限り、ヴォルフはもうずいぶん前に、メルセデスと別れてストロール組むことを決めていたんだ。アストンマーティンでね」
ヴォルフはそうした報道に対し、自分がアストンマーティンのCEOになることはないと語ったと報じられている。
そして、今週、実際のところストロールが4月20日付けでアストンマーティンの新CEOに就任することが明らかとなった。
「これにより、長期的将来に向けてビジネスをリセットするのに必要な安定が生まれる」
そう語ったストロールは次のように付け加えている。
「その実現に向けて我々は明確なプランを持っており、それには来季のアストンマーティンF1ワークスチーム参戦も含まれている。私はこのプログラムを達成するためにマネジメントチームと仕事をするのを楽しみにしている」
だが、実際のところアストンマーティンの経営状況はかなり悪化しているとも伝えられており、新型コロナウイルスによる経済状況悪化も懸念される中、本当にアストンマーティンブランドでF1チーム運営が可能なのかどうかをいぶかしがる声もあるようだ。