今後開催されるF1バーチャルレースにアルファタウリ・ホンダのドライバーたちが参加することはないようだ。
アルファタウリのチーム代表を務めるフランツ・トストもバーチャルレースはF1チームにとっての"潜在市場"かもしれないとは認めつつ、自分個人としては興味のない分野だとしている。
トストは、『motorsport-total.com』に対し、先日実施されたバーチャルF1バーレーンGPも見なかったと次のように語った。
「あのレースは見なかったよ。あれがライブ中継されたORF(オーストリアのテレビ局)のスポーツチャンネルを見られなかったからね」
「それに、正直に言えば、私あまりそれに興味がないんだ。私が考えるモータースポーツとはかなり異なるものだからね」
「だが今の若者たちは興味を持っているし、我々のところにもEスポーツチームがある。将来に向けての潜在市場だし、我々のスポンサーたちにとっては興味ある分野かもしれない。それに、若いファンとモータースポーツの距離を縮めることもできるだろう」
そう語ったトストだが、アルファタウリに所属するピエール・ガスリーとダニール・クビアトはいずれもバーチャルレースに参戦することはないだろうと次のように続けた。
「電話で我々の2人のドライバーと話をしたんだが、彼らはやりたがらなかったよ。ピエールはシミュレーターを使うことには慣れているんだが、現時点ではドバイのホテルから参加するための器具を持っていないんだ」
「そして、ダニーはそういうのは全然好きではないのさ」