2018年シーズン限りでF1から身を引いた形となっているフェルナンド・アロンソだが、レギュレーションが大きく変わる2021年に向けてF1復帰を考えていることを隠そうとはしていない。
アロンソはすでに2020年のF1復帰に向けていくつかのチームと話をしていたことを認め、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に次のように語った。
「いくつかのチームとちょっとした交渉を行った状況も2つか3つあったよ。接触はしていたんだけど、時期が適切ではなかったんだ」
「僕がF1を恋しく思うのはエンジニアたちとの的確な作業とレースに向けての最適化の部分だね。だけど、旅が多いこと、レースが連続すること、そしてひとつのチームだけが勝つということに関してはそうではないよ」
水曜日(15日)に行われたダカール・ラリーでは砂漠でトヨタのマシンを横転させるアクシデントもあったアロンソだが、5月24日(日)に決勝が行われるインディ500が終わったら、それから2021年のことをもっと考えるつもりだと次のように続けた。
「今年はインディアナポリスのあとには何も予定を入れるつもりはないよ。2021年のことをちゃんと考えるためにね。(F1に)復帰するには歳を取り過ぎているとは思わないけれど、まだあと何年もやるためにF1に戻りたいのかどうかを考えたいと思っているんだ」
現在はダカール・ラリーに出走しているアロンソだが、これは彼にとって本当の意味でのレースではなさそうだ。
「ダカールは個人的な挑戦なんだ。ラリー用のクルマで速く走りたいと思ってね」
そう語ったアロンソは次のように付け加えた。
「これも挑戦だけど、(インディ)500マイルレースで勝つのはさらに競争力が問われる挑戦だよ。あそこで勝利するだけが僕の目標なんだ。アンドレッティのチームとやることももうすぐ決まりそうだよ」