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【フェラーリ】2020年型マシンは空力もエンジンも大きく変わる

2019年12月13日(金)19:05 pm

フェラーリは2020年型F1マシンを来年の2月11日(火)に公開することを明らかにしたが、そのマシンは2019年型マシンにかなり手を加えたものになるようだ。

来年は2月19日(水)からバルセロナで1回目のシーズン前公式テストが開始される予定になっているが、フェラーリは実にその8日前に新車を発表することになる。

通常、F1チームはテスト直前まで新型マシンの開発作業にあてることが多く、フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットもフェラーリがどのチームよりも早く新車をお披露目することになると考えているようだ。

だが、ビノットはその8日間もムダにすることなく、マシンの信頼性向上作業に取り組むつもりだとしている。

そしてその2020年型マシンは2019年型とは異なる空力コンセプトが適用されるとともに、エンジンもかなりの改良が加えられたものになるようだ。

「今年学んだことをベースしたものになる。だから現在のものよりさらにダウンフォースが大きいマシンとして生まれ変わることになるよ」

そう語ったビノットは次のように付け加えた。

「だから、我々のクルマはストレートでは最速ではないと予想している。ライバルたちのマシンをコピーしたものだと言っているわけではないよ。だが、タイヤの挙動にうまく合わせたものになる。タイヤは来年も同じものが使われるからね」

2019年には最強F1エンジンを手にしたと言われたフェラーリだが、その強さゆえにライバルたちから疑問の声も上がり、統括団体であるFIA(国際自動車連盟)がエンジンルールの明確化に動くといった騒動に発展したことも記憶に新しいところだ。

そしてビノットは、2020年型フェラーリF1エンジンも今年とはかなり異なるものになると示唆した。
「2020年に向けてパワーユニットも大きく修正されている。構造面だけでなく、とりわけ上の部分がね」

そう語ったビノットは次のように付け加えた。

「レギュレーションは2014年以来あまり変わっていないものの、我々としてはまだやれることがたくさんあると考えているよ」

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