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【FP2レポート】トロロッソ・ホンダ2台がトップ10!ランキング5位争いのルノーにプレッシャー/F1アブダビGP

2019年11月30日(土)0:11 am

2019年のF1シーズン最終戦となる第21戦アブダビGPが29日(金)、ヤス・マリーナ・サーキット(1周5.554km)で開幕。現地時間17時(日本時間22時)から行われたフリー走行2回目でメルセデスのバルテリ・ボッタスがトップに立った。

●【FP2結果】2019年F1第21戦アブダビGPフリー走行2回目のタイム差、周回数

予選や決勝と同じ時間帯で行われるこのトワイライトセッションはマシンのセットアップを煮つめるためには非常に重要なものとなる。

セッション序盤はほとんどのドライバーがここに持ち込まれたドライタイヤの中で最も硬いハードタイヤもしくは中間に位置するミディアムタイヤで走行に臨んでいく。

ほぼ全ドライバーが最初の走行プログラムを終えた時点ではミディアムタイヤのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がトップに立ち、同じミディアムタイヤのボッタスが2番手、これにハードタイヤのルイス・ハミルトン(メルセデス)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)が3番手4番手、ミディアムタイヤのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とアレクサンダー・アルボンが5番手6番手で続く展開となった。

この時点でトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトはミディアムタイヤで12番手、ピエール・ガスリーはハードタイヤで14番手に位置した。

セッション開始から30分になろうとするところでルクレールが先陣を切って一番軟らかいソフトタイヤでの予選シミュレーションを開始する。

ところが、ルクレールはセクター2まで自己ベストでつないだものの、フリー走行1回目でベッテルがクラッシュしたのと同じ箇所でコース右側のバリアにタイヤをヒットさせてしまい、そのままピットに戻るという光景が展開されてしまった。

その後ほかのドライバーたちもソフトタイヤに履き替え、予選シミュレーションを開始していく。

ここでボッタスが1:36.256を刻んでトップに立ち、ハミルトンが0.3秒ほどの差でそれに続いていく。3番手に走行を再開したルクレールが続き、フェルスタッペン4番手、ベッテル5番手、アルボン6番手というトップ3チーム勢の並びとなる。

この時点でハースのロマン・グロージャンが7番手につけ、8番手のセルジオ・ペレス(レーシングポイント)をはさんでトロロッソ・ホンダ勢のクビアトが9番手、ガスリーが10番手と、ホンダ勢4台すべてがトップ10に入ってきた。

セッションが後半に入るとドライバーたちはユーズドタイヤを用いたロングランプログラムに移っていく。

そうした中、フェラーリのベッテルだけが再び新品ソフトタイヤでコースイン。ベッテルはフェルスタッペンを上回り4番手に浮上。ここで上位勢はメルセデスが1-2、フェラーリが3-4、レッドブル・ホンダが5-6番手で並ぶ形となった。

セッション終盤は全ドライバーが決勝を想定したロングランプログラムを遂行するが、残り時間が20分となったところでグロージャンとボッタスがコース上でクラッシュするというアクシデントが発生。両者のマシンに大きなダメージはなかったものの、破片がコース上に散らばったことから赤旗が掲示され、セッション中断となる。

残り時間が12分となったところでセッションが再開されるが、その後はロングランプログラムが展開されたことで順位変動は起きず、このセッションもフリー走行1回目に続いてボッタスがトップのままで終了時刻を迎えた。

トロロッソ・ホンダとコンストラクターズランキング5位争いをしているルノー勢はニコ・ヒュルケンベルグが15番手、フリー1でエンジントラブルを抱えたリカルドは16番手と出遅れており、この状況が続けば決勝でトロロッソ・ホンダが8ポイント差を逆転する可能性も膨らみそうだ。

また、現在ガスリーと同じ95ポイントでドライバーズランキング6番手争いをしているマクラーレンのカルロス・サインツ(マクラーレン)は11番手につけており、こちらも予選・決勝に向けて厳しい戦いが展開されるのが間違いない状況となっている。

■フリー走行2回目トップ10ドライバー

トップ/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:36.256
2番手/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:36.566
3番手/シャルル・ルクレール(フェラーリ) 1:36.642
4番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:36.691
5番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 1:36.807
6番手/アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ) 1:37.288
7番手/ロマン・グロージャン(ハース・フェラーリ) 1:37.601
8番手/セルジオ・ペレス(レーシングポイント・メルセデス) 1:37.637
9番手/ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ) 1:37.651
10番手/ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ) 1:37.770

F1アブダビGPフリー走行3回目は、明日の日本時間19時から始まる。

●【FP2ハイライト動画】ホンダ全4台がトップ10!/F1最終戦アブダビGPフリー走行2回目
●【FP1ハイライト動画】レッドブル・ホンダとメルセデスがトップ4に/F1最終戦アブダビGPフリー走行1回目

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