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【トロロッソ・ホンダ】ピエール・ガスリー「高地のメキシコはマシンへの影響が大きい」

2019年10月22日(火)19:09 pm

トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが、エルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われる2019年F1第18戦メキシコGP(27日決勝)に向けて抱負を語った。

■ピエール・ガスリー

「次はメキシコだ。昨年、僕はヘリコプターでホンダのファクトリーを訪問したんだけど、上空から目にした雄大なメキシコシティは本当に素晴らしい眺めだったよ。街が永遠に広がっているように見えるんだ」

「到着した初日は本当に高地であることが実感できるんだけど、その後はもう気にならなくなるよ。でもそれはドライバーよりもクルマの方に大きな影響を及ぼすことになる。僕たちはそれに向けて準備したり訓練したりすることができる。だけどエンジンや冷却、そしてブレーキにとってはもっと複雑だからそれを考慮しなくてはならないし、ダウンフォースも小さくなる。だから僕たち以上に苦しめられるのはクルマの方なんだ」

「クルマに大きなダウンフォースをつけてもグリップが低いことがすぐに分かるよ。空気の密度が小さいから空力効果が低くなってしまうからね。だから不思議な気分になるよ。リアウイングをめいっぱい立てても、通常なら期待できるレベルのダウンフォースとはすごく違うと感じてしまうんだ。ストレートをすごく速く走ることができるのはすごくいいことだし、エキサイティングなことだよ。レース中には1年のうちでも最も高いトップスピードを目にすることになると思うよ」

「こうしたテクニカルな面以外について言えば、週末の間中ずっと素晴らしい雰囲気に包まれるよ。昨年のドライバーズパレードのとき、僕はセルジオ・ペレス(レーシングポイント)の後ろのクルマに乗っていたんだけど、ものすごかったのを覚えている。1人のドライバーがあれほどの声援を受けるのを聞いたことはそれまでにはなかったと思う。誰もが大きな声をあげて応援し、叫んでいたよ。狂気的なほどだった」

「スタジアムのエリアは素晴らしいね。そこにいる大勢の人々が叫び始めると鳥肌が立ってくるよ。サーキットには人があふれかえるし、それを目にするのはうれしいものだよ」

「サーキットに関しては、低速コーナーが多いからかなり遅いんだ。だけどサーキットの中盤にはS字区間があって、そこはもっと速いから僕はそこが好きだね。レース中はかなり忙しくなるよ。特にほかのクルマとバトルができる最初のコーナーではね」

「僕はここではこれまであまり運がよくなかったんだ。エンジンペナルティによってグリッド降格を受けたしね。だけど、昨年は後方の列からのスタートだったけれど10位でフィニッシュして1ポイント獲得できたよ」

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