2020年のF1シーズンには現行とは違う予選方式が3レースで試験的に運用されるかもしれないと報じられている。
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最近、フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットが、すでに2020年から土曜日には現在の予選方式ではなくリバースグリッドによる予選レースを行うことで全チームが合意していると語ったと報じられた。
だが、そのビノットの発言はどうやら早合点だったようだ。
実際のところ、来季の予選方式見直しについては現在F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)、F1オーナーのリバティ・メディア、そしてF1チームたちがまだ話し合いを行っている段階であり、現時点では結論に達していないことが明らかになっている。
ドライバーたちの中にはリバース方式の予選レースには反対の立場をとっている者が多いと伝えられているが、レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーも同意見のようだ。
ホーナーは今季のF1第15戦が行われたシンガポールで次のように語った。
「(現在の)予選方式についてはさまざまな問題点が指摘されている。だが、私としては何も問題はないと思っているよ」
その一方で、シンガポールのF1パドックで強くささやかれていたうわさによれば、2020年に3つのF1レースにおいて予選レースを試験的に取り入れる方向で検討されており、そのことについては全チームが同意しているようだ。
実際にどのレースでどのような形で試験的な新予選方式が行われることになるのかはまだ明らかにはなっていない。