スペイン人F1ドライバーのカルロス・サインツ(マクラーレン)が、母国出身の先輩ドライバーであるフェルナンド・アロンソが始めてのラリーレイド(オフロードラリー)に「非常にうまく」対応していると語った。
世界最高峰のラリーレイドであるダカール・ラリー出走を目指しているアロンソは、最近南アフリカで開催されたリヒテンバーグ400にトヨタのハイラックスで参戦。
アロンソは初のラリーレイドでマシンを横転させるシーンも見られたものの、なんとか完走を果たすことができた。
サインツはそのアロンソのレースについて次のように語った。
「僕の父は、彼(アロンソ)は非常にうまくやっているって言ってるよ」
サインツと同じ名前の父親はかつてWRC(世界ラリー選手権)で二度王座に就いたことがある名ドライバーであり、現在はダカール・ラリーにも毎年のように出走している。
「父は僕に彼(アロンソ)のタイムがこれほど接近していたことにすごく驚いたと言っていた。今回の問題(横転)に関しては、そういうことは常に起きるものなんだ。僕の父だってキャリアを通じてそういう失敗を味わってきたよ」
「それもラリーレイドの一部に過ぎないんだ」
そう語ったサインツだが、自身は今週末に行われるF1第15戦シンガポールGP(22日決勝)に備えているところだ。
マリーナ・ベイ・ストリート・サーキットで行われるシンガポールGPはF1カレンダーの中でも非常に体力的に厳しいレースであることが知られているが、サインツもこれから各国を転戦することになるシーズン終盤に向けて次のように語った。
「長距離の移動によって身体は疲れてしまうよ。だけど、僕たちはみんな自分がやっていることが好きなんだ」