フェルナンド・アロンソが、自分がF1に復帰するかどうかということが常に話題になっていることに驚いていると語った。
実際のところ、2018年シーズンを最後にF1から離れたアロンソに関しては絶えずF1復帰の可能性に関するうわさがささやかれている。
アロンソ自身は「勝てるF1マシン」を手にできるのであれば復帰もあり得るとしているが、実際のところ2020年にトップ3チームであるメルセデス、フェラーリ、レッドブルのシートが獲得できる可能性はないと考えられている。
その理由のひとつに、アロンソがトラブルメーカー的な人物だと見なされていることがあるのは事実だろう。
■どのチームでも全力を尽くしてきた
だが、アロンソはそうした見方に対して次のように反論した。
「僕が一緒に仕事をした人たちは常に逆のメッセージを発していた。多分、僕がそういうメッセージをうまく伝えなかったからだろうね」
「僕は自分が所属したどのチームにおいても全力を尽くしたよ。どのラップにも、毎日ね。一番の証拠は、ルノーで走り、また彼らのところに戻ったことと、マクラーレンで走り、また彼らのところに戻ったことだよ」
■F1では運に恵まれなかった
そう語ったアロンソは、目標としていた3度目のF1タイトル獲得を達成することなく引退したことに後悔はないと語り、次のように付け加えた。
「僕がF1で描いていた夢を達成するにはものすごく運が足りなかったんだ。実際のところ想像していた以上だったよ」
■次の挑戦はダカールラリー?
アロンソは、F1を去った今、自分の目標はほかのどのカテゴリーでも自分が最高だと示すことだとしている。アロンソはまだ2020年以降の計画を明らかにしていないものの、次の挑戦は「何か月もそれに専念せざるを得ないもの」になるだろうと語り、「簡単にできるものなら楽しくはないからね」と付け加えている。
うわさによれば、アロンソが考えている次の挑戦とはダカールラリーではないかと言われている。
■F1に戻りたいと思う日が来るかもしれない
しかし、それでもアロンソはF1復帰の可能性を完全に除外しているわけではなさそうだ。
「最近も多くの人たちがそれを話題にしていることにちょっとばかり驚いているんだ」
「今年の前半は最高だったよ。デイトナ、セブリング、ル・マンでタイトルをとれたんだからね」
そう語ったアロンソは次のように付け加えた。
「もし、いつか(F1に)復帰したいと思うかどうか、それはそのうち分かるよ」