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【FP1レポート】ホンダ勢が幸先のよいスタート 3台がトップ10/F1イギリスGP

2019年07月12日(金)20:15 pm

2019年F1第10戦イギリスGPが7月12日(金)、シルバーストン・サーキット(全長5.891km)で開幕。現地時間10時(日本時間18時)から行われたフリー走行1回目でレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーがトップに立った。

●【FP1結果】2019年F1第10戦イギリスGPフリー走行1回目のタイム差、周回数

やや雲は多いものの、気温19℃、路面温度30℃というコンディションでスタートしたイギリスでの最初のセッション序盤は、ドライバーたちがシステムチェックのためのインスタレーションラップを慎重に行っていく。

セッション開始から20分を過ぎた頃からドライバーたちがタイム計測ラップを開始していくが、ここでハースのロマン・グロージャンがピットロード出口でスピンしてウォールにヒット。グロージャンはそこでフロントウイングを失うが、ピットロードを逆走するわけにはいかず、そのままコースへ出てピットへ戻るために1周する。

しかし、そのときグロージャンのマシンからパーツが外れ、それがコース上に落ちてしまったことからそこで赤旗が振られ、セッションが中断されてしまう。

この赤旗が解除されてセッションが再開されると、ドライバーたちがタイム計測ラップを開始。ミディアムタイヤをはいたメルセデスのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスが交互にトップタイムを塗り替え合う展開となる。

ところが、セッション開始から40分に近づいたところでアルファロメオのキミ・ライコネンが突然コース上にストップしてしまい、ここでまたセッションが赤旗中断となってしまう。

セッションが再開されると、ドライバーたちがソフトタイヤでのショートランプログラムを開始していく。セッションの残り時間が30分ほどになろうかというところでサーキット上空に雨雲が近づいてきたこともあり、ほとんどのドライバーがコース上で積極的に周回を重ねていく。

それから間もなく雨粒が落ち始めるとドライバーたちはピットへと戻り始める。この時点ではボッタスがトップに立ち、2番手にハミルトン、3番手4番手にシャルル・ルクレールとセバスチャン・ベッテルのフェラーリ勢、5番手6番手にマックス・フェルスタッペンとガスリーのレッドブル・ホンダ勢が続く展開となった。

セッションの残り時間が20分を切るあたりで雨も上がり、サーキットに再び日差しが戻り始めるとドライバーたちも徐々に走行を再開していく。

セッション終盤にはユーズドタイヤでのロングランプログラムが展開されていくが、残り時間が7分ほどとなったところでフェルスタッペンが2番手タイムをマーク。そしてその3分後にはガスリーがそのタイムを塗り替えて2番手に浮上。

ガスリーはさらにセッション終了間際に13周を消化したユーズドソフトタイヤでボッタスのタイムも塗り替える1分27秒173を刻んでトップに躍り出るパフォーマンスを見せた。

■フリー走行1回目トップ10ドライバー

トップ/ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ) 1:27.173
2番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:27.629
3番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 1:28.009
4番手/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:28.122
5番手/シャルル・ルクレール(フェラーリ) 1:28.253
6番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:28.304
7番手/ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー) 1:28.803
8番手/ダニエル・リカルド(ルノー) 1:29.031
9番手/アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ) 1:29.093
10番手/カルロス・サインツ(マクラーレン・ルノー) 1:29.162

ホンダエンジン勢3台がトップ3に食い込み、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは13番手でセッションを終えている。

F1イギリスGPフリー走行2回目は、このあと日本時間22時から始まる。

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