レッドブルにとってホームレースとなるF1オーストリアGPを前に、田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)が次のように語った。
■田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)
「今シーズン初のバック・トゥ・バックレースとなる第9戦オーストリアGPは、Honda PUを搭載する両チームにとってのホームグランプリです。両チームそして我々にとっても非常に大切なレースになります。
レースが開催されるレッドブルリンクは全長約4.3キロと、1周の距離が短いサーキットです。海抜約700mの緑あふれる丘陵地帯に位置しており、アップダウンに富み、またその海抜ゆえに冷却効率やターボの仕事量への影響などに注意が必要です。
先週、フランスで投入した新しいスペック3のPUについては大きな問題なく機能しました。今週末からはアルボンのマシンにも搭載する予定です。
カナダ、フランスに続き、暑い中でのレースになりそうですので、その部分も考慮しながら、フランスGPで得たスペック3のデータを元に準備を進めていきます」