ミック・シューマッハが来週バーレーンで行われるF1若手ドライバーテストでフェラーリとアルファロメオの2チームでテストを行う可能性が出てきているようだ。
当初、伝説的元F1ドライバーであるミハエル・シューマッハの息子であるミックが、フェラーリと強い関係があるアルファロメオのマシンで初のF1テストに臨むことになると伝えられていた。
だが、その後『Sky Italia(スカイ・イタリア)』や『DPA通信』などを含む複数のメディアが、20歳になったばかりのミックがアルファロメオだけでなく、フェラーリの2019年型マシンでテストを行うことになるだろうと報じている。
バーレーンでの若手ドライバーテストは4月2日(火)と3日(水)に行われる予定だが、『Sky Italia(スカイ・イタリア)』によれば、ミックは初日にフェラーリで、2日目にアルファロメオでテストを行うことになるという。
ミックは今年フェラーリの若手ドライバー育成プログラムとして知られる“アカデミー”の一員となっており、フェラーリでテストを行っても何ら不思議なことではない。
さらに、ミックがフェラーリでテストを行うことになれば、ドイツの先輩ドライバーであり、ミハエル・シューマッハを師とも仰いでいるセバスチャン・ベッテルから直接アドバイスを受けることも可能になりそうだ。
ベッテルは最近ドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に次のように語っている。
「彼はもし何か質問があればいつだって僕に聞きにくることができるのは分かっているよ」
「僕の答えが彼の役に立つかどうかはまた別の問題だけどね。彼が自分自身で経験を積み重ねていくことがベストだよ」
そう語った31歳のベッテルは次のように付け加えた。
「彼への期待はものすごく大きい。間違いなく、彼はそのことを思い出させてくれる人など誰も必要としていないよ」