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FIAが“見えないF1スタートシグナル”問題に対応

2019年03月25日(月)19:34 pm

F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が、今週末に行われるF1バーレーンGP(31日決勝)に向けてレースのスタートを知らせるレッドシグナルの位置修正に着手したようだ。

2週間前にメルボルンのアルバート・パーク・サーキットで行われた開幕戦オーストラリアGPでは、グリッド後方に位置したドライバーたちがスタート合図のためのレッドシグナルを確認できないという事態が発生していた。

これは、今季のF1技術ルール変更により、昨年までよりも大きなリアウイングがF1マシンに施されたためだったという。

オーストラリアGP決勝を17番グリッドからスタートしたレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、ドイツのテレビ局『Sport1(シュポルト1)』に次のように語った。

「僕の周りのクルマがスタートしたのが分かるまで反応することができなかったよ」

最後尾の20番グリッドに位置していたウィリアムズのロバート・クビサも次のように付け加えている。

「最初はパニックに陥ったよ。ライトが見えなかったからね」

「マクラーレン(18番グリッドにいたカルロス・サインツ)のリアウイングに遮られていたんだ」

FIAのスポークスマンは、ドイツの『motorsport-total.com』に対し、そうしたことが起きてしまったのは「今年の大きくなったリアウイングが起こした予想外の結果だった」と語っている。

バーレーンGPの舞台となるバーレーン・インターナショナル・サーキットではそうした不具合が発生しないよう、恐らくレッドシグナルの位置をこれまでよりも高くするという手段が講じられることになるようだ。

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