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【F1】最新エントリーリスト発表 フェラーリ「ミッション・ウィノウ」外す エンジン名にネーミングライツ契約

2019年03月04日(月)13:55 pm

FIA(国際自動車連盟)は、2019年F1エントリーリスト修正版を発表した。

今回いくつかの変更があった。

■フェラーリ「ミッション・ウィノウ」外す

フェラーリは、前回発表されていた際は「スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ」としていたが、今回、正式チーム名を「スクーデリア・フェラーリ」へと戻した。

「ミッション・ウィノウ(Mission Winnow)」はフェラーリの長年のスポンサーであるタバコ会社の「フィリップモリス社」が、2018年のF1日本GPで新ブランドを発表したものだ。フィリップモリス社は、これがタバコ製品の販売促進を意図しているものではないと否定してきた。

しかし、2019年の開幕戦が行われるオーストラリアの衛生局は、ヨーロッパ諸国で禁止されているタバコ広告の宣伝にあたるとして「精査する必要がある」と懸念を表明していた。

「Mission Winnow」のロゴは、フェラーリのSF90のカラーリングにおいて非常に特徴的なロゴで目立っている。また、Moto GPのドゥカティチームにも同じロゴが掲載されている。

■マクラーレンもタバコ企業と締結

先月、マクラーレンがやはりタバコ会社である「ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(British American Tobacco)」との契約を発表し、「A Better Tomorrow」キャンペーンがMCL34に掲載されることを発表していた。しかしマクラーレンのエントリーリストは「マクラーレンF1チーム」のままとなっている。

■レーシングポイントも変更

またレーシングポイントは、正式チーム名を「スポーツペサ・レーシングポイントF1チーム」へ、正式エンジン名を「BWTメルセデス」と変更した。

「スポーツペサ(SPORTPESA)」は国際的なエンターテインメント・テクノロジー企業としているオンライン・ベッティングサイト(賭け事)で、今シーズンからタイトルスポンサーとなった。

「BWT(Best Water Technology)」は、ヨーロッパをリードするドイツの水処理技術企業で、BWTがフォース・インディアにスポンサーをし始めてからカラーリングがピンクになったことでも知られる。

今シーズン、レーシングポイントは主要なスポンサーである「BWT」とエンジン名のネーミングライツ契約をしたと見られ、タイトルスポンサーの「スポーツペサ」とうまく共存する形式をとったようだ。

■ウィリアムズも変更

また、タイトルスポンサー「ロキット(ROKiT)」を獲得したウィリアムズも、「ロキット・ウィリアムズ・レーシング」と変更している。

ホンダがPUを供給するレッドブルとトロロッソは、「アストンマーティン・レッドブル・レーシング」、「レッドブル・トロロッソ・ホンダ」で変更はない。

■最新F1エントリーリスト

企業名 正式チーム名 シャシー名 エンジン名
メルセデス・ベンツ・グランプリ・リミテッド メルセデスAMGペトロナス・モータースポーツ メルセデス メルセデス
フェラーリSPA スクーデリア・フェラーリ フェラーリ フェラーリ
レッドブル・レーシング・リミテッド アストンマーティン・レッドブル・レーシング レッドブル・レーシング ホンダ
ルノー・スポール・レーシング・リミテッド ルノーF1チーム ルノー ルノー
ハース・フォーミュラLLC リッチエナジー・ハースF1チーム ハース フェラーリ
マクラーレン・レーシング・リミテッド マクラーレンF1チーム マクラーレン ルノー
レーシングポイントUKリミテッド スポーツペサ・レーシングポイントF1チーム レーシングポイント BWTメルセデス
ザウバー・モータースポーツAG アルファロメオ・レーシング アルファロメオ・レーシング フェラーリ
スクーデリア・トロロッソS.P.A レッドブル・トロロッソ・ホンダ スクーデリア・トロロッソ(STR14) ホンダ
ウィリアムズ・グランプリ・エンジニアリング・リミテッド ロキット・ウィリアムズ・レーシング ウィリアムズ メルセデス
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