オランダ出身の元F1ドライバーであるロバート・ドーンボスが、2019年シーズンのレッドブル・ホンダの実力はすぐに分かるだろうと語った。
最近、ドーンボスから見れば後輩ドライバーにあたるレッドブルのマックス・フェルスタッペンが、今年F1タイトル獲得を狙うためにはレッドブル・ホンダの2019年型F1マシンがシーズン開幕時点からメルセデスやフェラーリと争えるレベルに到達していることが必要だと語ったことが報じられた。
かつてミナルディとレッドブルでF1に出走した経験を持つ37歳のドーンボスは、フェルスタッペンが初めて2019年型レッドブルF1マシンに乗ったときの反応を見れば、そのクルマがタイトルを狙えるレベルなのかどうかが分かるはずだと考えている。
「マックスはすぐに新車がどれほどの出来なのかが分かるだろう。だから、クルマにのって2、3ラップしたあとの彼の顔を見るのが本当に楽しみだ」
母国オランダの『Ziggo Sport(ジッホ・スポルト)』にそう語ったドーンボスは次のように付け加えた。
「すぐに失望を感じるようなことになれば、マックスはそれを隠そうとはしないだろう。彼はすぐに拳をテーブルに打ちつけるはずだからね」
ドーンボスは、レッドブルが優れたシャシーを製造することには定評があるため、2019年シーズンにレッドブルがタイトルを狙えるかどうかは新たに搭載するホンダPU(パワーユニット)がどれほどの競争力を発揮するかにかかってくるだろうと次のように続けた。
「昨年の(レッドブルの)クルマは、グリッド上では最強レベルだった。最強ではないにしてもね」
「ホンダのエンジンに信頼性があり、フェラーリやメルセデスに劣らないものであることが重要だ。もし、十分に戦えるものであればマックスはいい成績を収めるだろう。昨年の彼のエンジン(ルノー)は70馬力も劣っていたからね」