セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が最近不調に陥った背景にはプライベートな問題が影響を及ぼしていた可能性があると報じられている。
2018年F1シーズン前半は最大のライバルであるルイス・ハミルトン(メルセデス)と互角の戦いを繰り広げていたベッテルだが、シーズンが後半に入ると信じられないようなミスを連発するなど、一気にハミルトンに差を広げられてしまった。
最近ではメディアもベッテルに対して批判的な記事を書くことが多くなっているが、それらの中にはどうしてベッテルがこれほどまでに調子を落としてしまったのかわからないとの声もある。
さらに、最近ではF1モータスポーツ担当マネジングディレクターを務めるロス・ブラウンが、最近のベッテルは自分を見失っているように見えるとコメントしたことも報じられていた。
そんな中、イタリアのテレビ局『Sky Italia(スカイ・イタリア)』が、ベッテルがシーズン後半にスランプに陥ってしまった原因は”家族の問題“がからんでいるようだと報じている。
だが、『Sky Italia(スカイ・イタリア)』はそれが具体的にどういうことなのかということについては明らかにせず、次のように付け加えている。
「それは彼の個人的なことであり、これ以上のことは言えない。」
ともあれ、今週末に行われるF1第19戦メキシコGPにおいてベッテルのF1ドライバーズタイトル獲得の望みが完全に絶たれてしまう可能性が極めて大きくなっている。
現在3レースを残してベッテルに70ポイント差をつけているハミルトンはメキシコGPで7位以上となればベッテルの順位に関係なくタイトル獲得が決まる状況だ。
今季のドライバーズタイトル確定が次のブラジルGP(11月11日決勝)に持ち越される条件は、メキシコでベッテルが優勝し、ハミルトンが8位以下で終えたときだけだ。