トロロッソ・ホンダが、F1日本GPの2日目レポートを公開した。
●【画像:予選結果】2018年F1第17戦 日本GP予選Q1-Q2-Q3のタイム差、周回数
■トロロッソ・ホンダ:2日目レポート
F1第17戦日本GPは2日目を迎え、プラクティス3と予選が行われた。
台風の接近により、鈴鹿は厚い雲に覆われ、強風も吹く天候ながら、時折り雲間から青空も顔を覗かせる不安定な空模様だ。
■フリー走行3回目
プラクティス3が開始された正午は、気温25℃、路面温度27℃、降水確率60%で、路面は朝方に降った雨によりところどころ濡れた部分はあるものの、おおむねドライのコンディション。
レッドブル・トロロッソ・ホンダの2台は、ともにスーパーソフトタイヤでコースインした。セッション開始まもなく、雨が降り始め、風も強くなりコンディションは悪化。全車走行を見合わせる状況となる。
セッション残り20分となり、ブレンドン・ハートレーとピエール・ガスリーはコースインし走行を再開した。
セッション終盤、2台は新品のスーパーソフトタイヤに交換し、アタックシミュレーションを行った。2台ともに完全なアタックアップにはならなかったが、ハートレーが1分32秒030、ガスリーが1分33秒105をマーク。再度アタックを行うタイミングで、他車のアクシデントによりセッションは赤旗中断となり、そのまま終了した。プラクティス3はハートレーが13番手、ガスリーが20番手となった。
■予選
午後3時、天候は曇りでコンディションは回復せず、予選を迎えた。
Q1で、1セット目のタイヤでハートレーが1分30秒835、ガスリーが1分30秒838と僅差のタイムをマークした。その後アクシデントによる赤旗が出てセッションは一時中断された。
セッション終了直前、2セット目でアタックを開始した2台は、ガスリーが1分30秒137、ハートレーが1分30秒248とともに大きくタイムアップを果たし、僅差の順位争いのなかガスリーが10番手、ハートレーが14番手となり、ともにQ1を突破した。
Q2では1回目のアタックでガスリーが1分29秒810、ハートレーが1分29秒848とベストタイムを更新。セッション終盤、雨が降り始めコンディションが悪化し、2セット目のアタックを途中でやめた2台だが、ガスリーが9番手、ハートレーが10番手でQ2は終了し、ともにQ3進出を果たした。
Q3では、Q2で降った雨は一時上がったものの、路面のコンディションがつかめない難しい状況で開始。スーパーソフトタイヤでアタックした2台はハートレーが1分30秒023、ガスリーが1分30秒093をマークし、6番手と7番手につけた。セッション半ばから雨が再び降り出し、タイムアップは難しいコンディションとなり、セッションは終了した。
レッドブル・トロロッソ・ホンダの2台は、F1ハンガリーGP以来となる、2台揃ってのベスト10入りを果たし、決勝レースではハートレーが3列目6番手から、ガスリーが4列目7番手の好位置から上位進出を狙う。
日本GP決勝レースは10月7日(日)午後2時10分にスタートする。