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モンツァとシルバーストンでのF1は2019年が最後?

2018年09月23日(日)7:44 am

F1きっての伝統レースであるイタリアGPやイギリスGPの将来に依然として暗雲が漂っている。

財政的苦境にたたされていることで知られるイタリアGPだが、今年のグランプリ開催時にモンツァでレース主催者であるイタリア自動車クラブのアンジェロ・スティッキ・ダミアーニ会長とF1オーナーのリバティ・メディアが今後に向けての話し合いを行ったことが明らかとなっている。

だが、スティッキ・ダミアーニは『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に対し、今後に関してはまだ不透明な状況が続いていると次のように語った。

「我々としては当局者たちに現在の契約条件のままではレースを継続することはできないと伝えたかったんだ」

「チケットの売り上げだけでは運営コストをまかなうことができないし、我々の損失はすでに1,100から1,200万ユーロ(約16億円)ほどにも膨らんでいるんだ」

「我々は現在の契約条件は果たすつもりだ。だが、もしリバティ・メディアと新しい契約条件について合意に達することができなければ、我々がカレンダーに載ることはできるのは2019年までとなるだろう」

F1開催継続が難しくなると考えられているのはイタリアだけではない。

1950年に現在のF1選手権が誕生したとき、その開幕戦を開催したことで知られるイギリスのシルバーストン・サーキットも2020年以降の開催が危ぶまれる状況となっている。

「欧州連合のルールによって我々が政府から助成金を受けることができないということをF1は理解する必要がある」

そう語ったスティッキ・ダミアーニは次のように付け加えた。

「私はシルバーストンであそこの主催者たちと話をしたが、彼らは自分たちのサーキットでF1を開催するのは2019年が最後だとの考えを捨てていないよ」

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