トロロッソのジョナサン・エドルズ(チーフ・エンジニア)がF1シンガポールGP初日を次のように振り返った。
●【画像:FP2結果表】2018年F1第15戦シンガポールGPフリー走行2回目のタイム差、周回数
■ジョナサン・エドルズ(チーフ・エンジニア)
「シンガポールでの初日は難しいものになりました。データ上は我々のマシン特性と合うサーキットなので、競争力を発揮できることを期待して初日の走行に臨みましたが、結果は我々が望んでいたようなものにはなりませんでした。
2人のドライバーにとってはどちらもF1マシンでの初走行となるサーキットだったため、まずは可能な限り周回し、レイアウトに慣れてもらうことを目標にしていました。シンガポール市街地サーキットは、カレンダーでも最も多いコーナー数が特徴で、ドライバーにとっては小さなミス無くパーフェクトに走ることが難しい場所です。
P1ではエアロパッケージやメカニカル部分のテストを行い、かなり明確な答えが見つかったので、P2ではその方向性でセッティングを詰めていきました。
今日は1ラップ目でタイヤから最高のパフォーマンスを引き出すことに一番苦労しました。特にハイパーソフトが難しかったです。我々以外のチームはほとんどがオープニングラップでファステストタイムを記録していたので、そういう意味では悪い方向で目立ってしまっていたと思います。原因の一つにはマシンのバランスがあるので、これに関しては明日以降も調整を続けていきます。
また、タイヤのオペレーションを最適化できていないところにも残りの原因があると思っています。今日の走行の結果から、タイヤに関してはどこに焦点を当てて作業を進めるべきかのアイデアを持つことができたので、明日のP3では2セットのハイパーソフトタイヤを使って自分たちの考えが正しいかを確認します。
今日は競争力を発揮できませんでしたが、明日以降はいいパフォーマンスを見せられると思っており、今はポジティブな気持ちです。ロングランでのペースはまずまずですが、ここでは予選順位が全てなので、今夜は予選に向けた準備を行っていきます」。