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【FP1レポート】ホンダ勢が4番手6番手 トップはフォース・インディア/F1イタリアGP

2018年08月31日(金)20:03 pm

2018年F1第14戦イタリアGPが8月31日(金)、モンツァ・サーキット(全長5.793km)で開幕。現地時間11時(日本時間18時)から行われたフリー走行1回目でフォース・インディアのセルジオ・ペレスがトップに立った。

●【FP1結果】2018年F1第14戦イタリアGPフリー走行1回目のタイム差、周回数

今年のイタリアGPは雨のもとでの開幕となった。セッション開始時は小雨状態だったがそれまでに降り続いていた雨によりコースは完全なウエットコンディションとなり、ドライバーたちは水量が多い時に用いる深溝のウエットタイヤで走行を開始する。

ところが、真っ先にコースに入ったレッドブルのダニエル・リカルドがインストレーションラップ開始間もなくスロー走行となるトラブルが発生。リカルドはなんとかピットまで戻ることができたものの、不安な立ち上がりとなった。

セッション開始から13分ほどが経過したところでルノーのニコ・ヒュルケンベルグがセッション最初のタイムを刻むが、ほかのドライバーたちはコンディション改善を待つようにあまり積極的な走行は行わない。

セッション開始から22分ほどのところで何人かのドライバーが浅溝の雨用タイヤであるインターミディエイトタイヤを装着してコースに向かい始める。一方、フェラーリのセバスチャン・ベッテルはウエットタイヤでコースイン。ベッテルはヒュルケンベルグのタイムを上回ってトップに立つ。

だが、その後ドライバーたちが周回を重ねるごとに路面コンディションが改善。順位表のドライバー名も大きく変動を続ける展開となる。

全ドライバーがインターミディエイトタイヤで走行を行う中、ウエットタイヤで4周を行ったベッテルがその後コースに出てこない。伝えられるところによればギアボックスのチェックが必要となったということで、結局ベッテルがその後コースに出てくることはなかった。

セッションが終盤に向かうとコース上の走行ラインが乾き始め、コンディションも格段に改善されてきた。だが、まだ部分的に水が残っている個所もあり、ドライバーたちは無理にドライタイヤを使うことなく、インターミディエイトタイヤでの走行を続けることを選択。

そしてセッションの残り時間が10分を切ったところでトロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーがトップタイムをマーク。無事走行を再開できたリカルドを2番手にはさんでトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが3番手で続く展開となる。

だが、セッションの残り時間が3分ほどとなったところでインターミディエイトタイヤでトータル25周を行ったキミ・ライコネン(フェラーリ)がトップタイムをマーク。そしてセッションが終了時刻を迎え、このままライコネンがトップのままでセッションが終わるかと思われた。

ところが、チェッカーフラッグが振られる前にフィニッシュラインを横切っていたフォース・インディア勢が最後に速さを見せ、まずエステバン・オコン(フォース・インディア)がライコネンに次ぐ2番手に浮上。

そしてその直後にペレスが1分34秒000を刻んでトップに立ち、イタリアでの最初のセッションを締めくくった。

コンディション的にはこのセッションでの順位は参考程度にしかならないものの、最終的にトロロッソ・ホンダ勢が4番手、6番手につけてまずますのスタートを切ることができたのはこのあとのセッションに向けて非常にポジティブな結果だったと言えるだろう。

なお、現在ランキングトップに位置しているルイス・ハミルトン(メルセデス)は11番手、ランキング2番手のベッテルはわずか4周しかできず17番手でこのセッションを終えている。

■フリー走行1回目トップ10ドライバー

トップ/セルジオ・ペレス(フォース・インディア) 1:34.000
2番手/キミ・ライコネン(フェラーリ) 1:34.550
3番手/エステバン・オコン(フォース・インディア) 1:34.593
4番手/ブレンドン・ハートレー(トロロッソ) 1:35.024
5番手/ダニエル・リカルド(レッドブル) 1:35.207
6番手/ピエール・ガスリー(トロロッソ) 1:35.438
7番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1:35.665
8番手/カルロス・サインツ(ルノー) 1:35.995
9番手/ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー) 1:36.107
10番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:36.238

F1イタリアGPフリー走行2回目は、このあと日本時間22時から始まる。

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