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【FP2レポート】ホンダ、後方から抜けられず トップはまたもレッドブル/F1ドイツGP

2018年07月20日(金)23:57 pm

2018年F1第11戦ドイツGPが7月20日(金)、ホッケンハイムリンク(全長4.574km)で開幕。現地時間15時(日本時間22時)から行われたフリー走行2回目でレッドブルのマックス・フェルスタッペンがトップに立った。

●【FP2結果表】2018年F1第11戦ドイツGPフリー走行2回目のタイム差、使用タイヤ、周回数

2年ぶりの開催となるドイツGPだが、序盤はここに持ち込まれたドライタイヤの中で一番硬めのコンパウンドであるミディアムタイヤで走行を開始した地元出身のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がトップに立ち、中間に位置するソフトタイヤを履いたチームメートのキミ・ライコネンがそれに続いていく。

レッドブルのマックス・フェルスタッペンもソフトタイヤで走行を開始するがフェラーリ勢のタイムには届かない。また、規定数を超えるPUコンポーネントを投入し、決勝では最後尾スタートとなることが確定しているダニエル・リカルドは決勝を見据えたロングランに徹する戦略をとる。

その後、セッション開始から20分ほどが経過したところでフェルスタッペンがトップタイムを刻み、ライバルたちよりも遅くコースインしたメルセデスのバルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトンが2番手、3番手で続いた。

各ドライバーが最初の走行プログラムを終えるころには、トロロッソ・ホンダ勢はピエール・ガスリーが15番手、ブレンドン・ハートレーが16番手に位置した。

セッション開始から30分に近づいたころ、ベッテルが一番軟らかいコンパウンドのウルトラソフトでコースインしてショートランプログラムを開始。ベッテルはここで1分13秒310のトップタイムをマークする。

その後ライバル勢も徐々にショートランに移行。まずメルセデスのボッタスがトップに立つが、すぐにハミルトンがそのタイムを更新する。だが、その数分後にはフェルスタッペンが1分13秒085を刻んで再びトップに立った。

その後、全チームが決勝を想定したロングランプログラムに移行。ロングランではベッテルが各タイヤで安定したペースを見せており、まずは今日の順位よりも予定したプログラムをきっちりと消化することに焦点を合わせていたような印象があった。

結局、セッション終盤はロングランが中心となったことで大きな順位変動はなく、フェルスタッペンがトップのままでセッションが終了時刻を迎えた。

フェルスタッペンは終盤にダウンシフトした際に異音が発生し、ピットに戻るという光景が展開されたが、その後再びコースに復帰できており、重大な問題ではなかったと考えられている。

トップ3チームに次ぐ位置にはハースのロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセン、ザウバーのシャルル・ルクレール、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグ、フォース・インディアのエステバン・オコンが続いた。決勝を最後尾からスタートすることが確定しているリカルドは13番手でこのセッションを終えている。

ホンダPUを搭載するトロロッソ勢は、ピエール・ガスリーが午前中のフリー1と同じ15番手、ブレンドン・ハートレーはそれに続く16番手だった。

一方、マクラーレン勢はここまで元気がなく、フェルナンド・アロンソが17番手、ストフェル・バンドーンが最下位の20番手と予選や決勝に向けて不安を残す初日となっている。

■フリー走行2回目トップ10ドライバー

トップ/マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1:13.085
2番手/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:13.111
3番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:13.190
4番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:13.310
5番手/キミ・ライコネン(フェラーリ) 1:13.427
6番手/ロマン・グロージャン(ハース) 1:13.973
7番手/ケビン・マグヌッセン(ハース) 1:14.189
8番手/シャルル・ルクレール(ザウバー) 1:14.374
9番手/ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー) 1:14.496
10番手/エステバン・オコン(フォース・インディア) 1:14.508

F1ドイツGPフリー走行3回目は、明日の日本時間19時から始まる。

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