先週末に行われたデイトナ24時間レースに挑戦したフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)だが、マシントラブルもあり総合38位という残念な結果に終わってしまった。
今回のアロンソのデイトナ24時間出走は、6月に行われるル・マン24時間レースに出場するための準備活動の一環だと考えられている。
■ル・マン24時間出場の可能性が増大?
事実、アロンソはデイトナでのレースを終えると、母国スペインの『Diario Sport(ディアリオ・スポルト)』に対し、ル・マンへのいい準備になったと次のように語った。
「2週間前よりもうまくプロトタイプ(レーシングカー)を運転することができるよ」
少し前には今年ル・マン24時間に挑戦する可能性は“五分五分”だと語ったと伝えられていたアロンソだが、今ではその可能性が60%に増えたと語り、次のように付け加えている。
「もし、ル・マンで走ることになったら、僕にとっては2度目の夜間走行だし、どれくらい休息や睡眠をとればいいかということなども分かっているよ」
■2018年のF1にも自信あり
アロンソはさらに、2019年にも再びデイトナ24時間に挑戦する可能性もあると示唆している。それは、F1シーズンに向けた準備という観点から見ても、レーシングカーでドライブする方がジムや自転車でトレーニングするよりも効率的だからだという。
最後に、ホンダからルノーのPU(パワーユニット)に替えて臨むことになる2018年のF1シーズンに向けての抱負を尋ねられたアロンソは、マクラーレンは「非常に自信に満ちている」と語り、次のように付け加えている。
「ここ数年、僕たちは常に次のシーズンの方がよくなることを期待していた。だけど、それは単に期待に過ぎなかったんだ。今回はそれに加えて事実もあるよ」