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「火花飛び散る」激しい会議に臨むことになるF1関係者たち

2018年01月15日(月)16:50 pm

マクラーレンを率いるザック・ブラウン(エグゼクティブディレクター)は、これから始まるF1オーナーとF1チーム首脳たちとの会議ではかなり激しい意見の応酬が見られることになると予想しているようだ。

スイスの『Blick(ブリック)』紙によれば、18日(木)に懸案となっている2021年以降のエンジンルールや、F1収益の分配方法などについての話し合いがもたれることになっているという。

その会議ではそれ以外にも、将来的にF1グリッドを現在の2列から3列、あるいは4列に増やす可能性や、2018年から導入されるコックピット保護装置「ヘイロー」にデジタル式の情報表示装置などを備える件などについても話し合いが行われる可能性があるという。

さまざまな利害が絡み合うだけに、F1オーナー、統括団体FIA、そしてF1チームの間での話し合いは一筋縄ではいかないだろう。ブラウンは『Blick(ブリック)』に対し、その会議では「火花が飛び散るだろうと思う」と語っている。

一方、『Blick(ブリック)』にその記事を寄稿したベテランF1記者のロジャー・ブノワはそれら以外にもF1の将来にかかわる重大な動きもあると書いている。

ブノワが注目しているのは、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)がメディア・ワーキンググループを発足させたことだ。本来このワーキンググループは、メディアをよりうまく利用することを目指すために設けられたものだが、ブノワはそれに対する不安を表明している。

「ザック・ブラウンと彼の大金持ちのパートナーたちがインターネット上のあらゆる種類のモータースポーツサイトや代理源を買収するための動きを見せたとしたら、どうやってそれを実現できるだろう?」

もしそうなってしまえば、事実上のメディア独占となってしまい、それはF1にとって「非常に危険」なものとなるだろうと警告したブノワは、次のように付け加えている。

「FIAは無駄に傍観するのではなく、権限を持って発言すべきだ」

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