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【マクラーレン】搭載PU変更による来季への影響はない

2017年09月20日(水)18:20 pm

マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエが、2018年に向けた新車開発の遅れはすぐに取り戻せるはずだと主張した。

長期間にわたってうわさされていたマクラーレンとホンダの決別がついに先週末シンガポールで正式に発表された。

実際、F1チームはシーズン後半に入る時点ではすでに翌年のF1カー設計作業に取り掛かっているのが普通だ。

マクラーレンでは来季からルノーのパワーユニットを搭載することになるため、当然ながらそれに合わせたF1カー設計が必要となる。だが、正式発表が9月中旬までもつれこんだことで2018年型F1カー設計スケジュールにも影響が及ぶのは確かだろう。

■2週間分の遅れを取り戻すだけ

しかし、ブーリエは、そのことはそれほど大きな問題とはならないはずだと次のように語った。

「もちろん、最適な決断を下すために費やした2週間分を取り戻すため、我々は当面の間1日24時間、1週7日間の仕事が必要となる」

「だが、その2週間を取り戻せる可能性は十分にあるよ」

■来年は妥協の必要はなくなる

ブーリエはさらに、現在使用しているホンダよりも高性能のルノーパワーユニットを得られることで、その遅れによる影響も埋め合わせることができるはずだと次のように続けた。

「来年は妥協しないですむだろう」

「もちろん、我々はほかのいくつかのチームとは違ってルノーのパワーユニットを使ったことはない。だから我々はそれに慣れていく必要がある。だが、我々はうちのエンジニアたちを信頼しているよ」

■2017年型車もさらに進化させる

ブーリエは、その一方で今季型車の開発も今まで通りに続けていくつもりであることを明らかにしている。

「我々は作業負荷を増加させて遅れを取り戻していく。そのあとは、自分たちの通常の作業スケジュールに戻すことになる」

そう述べたブーリエは、次のように付け加えた。

「ほかのメーカーのパワーユニットに移行することによって自分たちの取り組み方が変わることはないよ。そこには革命ではなく進化があるだけだ」

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