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【ホンダF1】マクラーレンがフランス料理ならトロロッソはホームメイドのシチュー

2017年09月19日(火)17:45 pm

ホンダは、トロロッソの方がマクラーレンよりもいいパートナーになるだろうと考えている。

今季限りでのマクラーレンとの関係終了が発表された先週末のシンガポールにおいて、ホンダのモータースポーツ部長を務める山本雅司は本当であれば来年もマクラーレンと一緒にやりたいと考えていたことを認めている。

だが、ホンダパワーユニットのパフォーマンスと信頼性の欠如により、マクラーレンとホンダとの間には埋めることができない溝が生まれてしまっていたようだ。

そのホンダは、来年からはマクラーレンに代わってレッドブルのジュニアチームであるトロロッソにワークスパワーユニットを供給することになる。

■トロロッソとの提携をチャンスに

山本は、マクラーレンとの関係解消は残念ではあるものの、トロロッソと組むことはホンダにとってのチャンスになるとも考えている。

「今のレギュレーションは2020年まで継続されます。ですからまだ3年もありますし、このテクノロジーにおける我々の改善を示したいと思っています」

そう語った山本は、次のように付け加えた。

「まず、トスト氏(トロロッソのチーム代表を務めるフランツ・トスト)は日本のことをよく知っています。彼は日本の文化も理解していますし、いいコミュニケーションが取れています」

■トロロッソのうまみを引き出したい

山本はさらに、組織的に見た場合、マクラーレンよりもトロロッソの方がやりやすいのではないかとの期待も抱いている。

「マクラーレンと一緒にやっていて、私は彼らが非常に大きな企業であり、非常に組織的であることが分かりました。もちろんそれは非常に強みとなるものです。しかし、同時に彼らは変化への対応が困難なのです」

「それに比べるとトロロッソはまだ成長途上の組織です」

「この2チームを料理に例えるならば、マクラーレンは非常に洗練されたフランス料理だと言えるでしょう」

そう述べた山本は、次のように付け加えた。

「一方、トロロッソはもっと素朴な、ホームメイドのおいしいシチューのようなものですし、そこに新たな素材を付けたすこともできます。私たちはそれができることを楽しみにしているところです」

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