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【マクラーレン】2019年にはファクトリーチーム同様のレベルに

2017年09月19日(火)16:45 pm

マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエが、来季からパワーユニット供給を受けるルノーとの関係について2019年までには「事実上のファクトリーチーム」になるだろうとの見解を示した。

■安心とともに悲しさもある

先週末のシンガポールにおいて今季限りでホンダとの関係を解消し、2018年からルノーパワーユニットに移行することが決まったことを受け、ブーリエはベルギーのテレビ局『RTBF』に次のように語った。

「それ(ホンダとの決別)はもう回避できない状態になっていたんだ」

「3年にもわたって困難な年を重ねてきたし、とりかえしがつかなくなる前に重要な決断を下す必要があった。今我々はほっとしているが、同時に悲しい気持ちもある。結果は伴わなかったものの、我々とホンダはいい協働関係を築いていたからね」

■来年からは競争力を手にできる

だが、マクラーレンとしては2018年以降は間違いなく成績も上向くはずだと考えている。ルノーのワークスチームやレッドブルと同じスペックのパワーユニットを使えるようになるとともに、現役最高F1ドライバーとの評価もあるフェルナンド・アロンソが来季も残留する可能性が高くなっているためだ。

「我々はルノーからの情報を得ているし、それによれば彼らのエンジンには競争力があることを示している」

そう語ったブーリエは次のように続けた。

「メルセデスやフェラーリに比べれば少しばかり劣るかもしれない。だが潜在能力はある」

「我々は話し合いを重ねてきたが、彼らは信頼性とパフォーマンスの改善に取り組んでおり、来季はさらに競争力を増すはずだ」

■ルノーエンジンの設計にも関与していく

ブーリエはさらに、マクラーレンが2019年にはさらに有利な立場に立てるはずだと次のように続けた。

「我々がルノーと組むことで有利となる点はほかにもある。それは我々がエンジンの設計に関して発言することができることだ」

そう明かしたブーリエは、次のように付け加えた。

「2019年にはほとんど“ファクトリー”だと言えるほどの対策を手にすることができるだろう。それがカスタマーエンジンよりも有利となる点だ」

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