マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが、2018年に向けての進路を決断するのは11月か12月になるだろうと語った。
マクラーレンは23日(水)に今季アロンソのチームメートを務めているストフェル・バンドーンが来季もそのままフルタイムドライバーとして残留することを正式に発表した。
だが、2005年と2006年のF1チャンピオンであるアロンソが来季に向けてどういう決断を下すのかはまだはっきりとしていない。
■事実上トップチームに空きシートはなし
だが、現時点でのトップ3チームには、もうすでに来季の空きシートはないと考えられている。メルセデスAMGではルイス・ハミルトンと2018年までの契約があり、まだ正式発表はないものの、バルテリ・ボッタスが来季も残留することになるのはほぼ間違いないと見られている。
フェラーリも22日(火)にキミ・ライコネンと2018年の契約を結んだことを発表。今年限りで契約が切れるセバスチャン・ベッテルも少なくとも2018年に関してはフェラーリとの契約を結ぶことになると考えられている。
そしてレッドブルも契約下にあるダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンのラインアップが継続されることが確定している。
通算3度目のF1タイトル獲得を目指すアロンソが、来季そのチャンスがあるチームに移籍できる可能性は極めて小さいのが現実だ。
■まだあきらめないとアロンソ
だが、アロンソは『CNN』に対し、「今でも僕にとってはF1が最優先だ。僕の人生そのものだし、F1タイトルを勝ち取りたいと望んでいるよ」と語ると、次のように付け加えた。
「もしも勝利を狙うことができるプロジェクトが何もなければ、僕はF1以外のことにも目を向けることになるだろう。だけど、それ(決断)は11月か12月だ。その前にあらゆる可能性を探っていくよ」