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全チームがF1株式取得を辞退「魅力あるオファーではない」

2017年07月26日(水)16:44 pm

既存のF1チームたちに対してF1株式の取得を呼びかけていた新オーナーのリバティ・メディアだが、実際に株式取得に応じるチームが出ないまま、すでにその受付は締め切られてしまった。

今年1月に、リバティ・メディアの社長を務めるグレッグ・マッフェイがF1チームへの売却を目的として4億ドル(現在のレートで約448億円)分の株式を用意していると明らかにしていた。これは、「各チームにF1へ投資する機会を与え、同じ立場で自分たちの利益を調整していくことが重要である」との考えのもとだった。

だが、リバティ・メディアがF1チームに提示した株式取得条件の中に株主としての投票権は含まれないことが明らかとなったことで、どのチームもその提案は「あまり魅力のあるものではない」との考えで一致したようだと報じられていた。

そしてリバティ・メディアがこのほど明らかにしたところによれば、実際にF1株式取得を申し出たチームはひとつもなかったという。

バーニー・エクレストンの後任としてリバティ・メディアからF1最高責任者に指名されたチェイス・キャリーは、「この特定の投資機会における申込期間は過ぎてしまったものの、我々はチームたちと協力的な話し合いが持てていることをうれしく思っている」と語り、次のように付け加えた。

「こうした話し合いには時間もかかるだろう。だが、このスポーツの長期的利益に向けて今後も我々は歩調を合わせていかなくてはならないし、そのことに対する彼らの受容力には感謝している」

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