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チームがハミルトンの足を引っ張ったとメルセデスのボス

2017年07月11日(火)19:15 pm

メルセデスAMG首脳のトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)とニキ・ラウダ(非常勤会長)が、ルイス・ハミルトンに4度目のF1タイトルを獲得させるためにはチームがもっと頑張らなくてはならないと語った。

今季はここまでに9戦が終わっているが、ランキングトップに立つセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)と2番手ハミルトンの差は20ポイントに開いている。

■2レースでトラブルに泣かされたハミルトン

特に、直近の2レースでは本来ハミルトンが勝利を得てもおかしくない状況だったが、本人に責任のないところでそれを妨げる状況が生まれていた。

バクーで行われた第8戦アゼルバイジャンGPではレース中にトップを走行していたハミルトンのヘッドレストがはずれるというありえないトラブルが発生。結果的にベッテルの後方でレースを終えていた。さらに先週末の第9戦オーストリアGPではギアボックスにトラブルが発生し、ルールで定められた6戦連続使用に到達する前に交換を余儀なくされ、ハミルトンには5グリッド降格ペナルティーが科せられていた。

こうした状況を受け、ラウダがドイツのテレビ局『RTL』に、「これからトトと相談をするよ。どうにかしなくてはならないからね。20ポイントの差は大きいよ」と語れば、ヴォルフも「バクーでは我々がヘッドレストで彼の足を引っ張った。ここ(オーストリア)ではギアボックスの問題で彼を失望させてしまった。これから反撃に転じなければ」と付け加えた。

■これ以上差を広げられるわけにはいかない

ハミルトンも、ホームレースとなる次戦イギリスGP(16日決勝)ですぐに反撃に出ることが、今後のタイトル争いに向けて重要なことだと考えている。

「(未来を占う)水晶玉を持っているわけじゃないけれど、20ポイント差というのはいい状況じゃないよ」

そう語ったハミルトンは、次のように付け加えた。

「まだ1レースでひっくり返る可能性はある。だけど差がもっと開くようなことがあれば、プレッシャーはさらに大きくなってしまうよ」

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