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【P3レポート】ベッテルがさらにコースレコード更新 マクラーレン・ホンダにQ3進出の期待/F1モナコGP

2017年05月27日(土)19:29 pm

5月27日(土)現地時間11時(日本時間18時)からモンテカルロ市街地サーキット(全長3.337km)で行われた2017年F1第6戦モナコGPフリー走行3回目でフェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップになった。

●【P3タイム結果・写真】2017年F1第6戦モナコGPフリー走行P3、タイム差、周回数

予選順位が非常に重要になるモナコGPだけに、予選前最後のセッションは序盤から最も軟らかいウルトラソフトタイヤでの予選シミュレーションが展開されていく。

序盤からフェラーリ勢が速さを見せ、ベッテルとチームメートのキミ・ライコネンが交互に順位表のトップに名前を刻む展開となる。

木曜フリー走行をノートラブルで終えたマクラーレン・ホンダ勢もセッション序盤からペースに乗り、60分間で行われたセッションが折り返し点を迎えるころにはストフェル・バンドーンが7番手、フェルナンド・アロンソの代役を務めるジェンソン・バトンも10番手と2台ともトップ10に食い込むパフォーマンスを示した。

セッションが後半に入るとレッドブルのマックス・フェルスタッペンがペースを上げ、フェラーリの2台の間に割って入る2番手に順位を上げる。だが、その後フェラーリ勢もさらにタイムを縮め、再びベッテル、ライコネンが1-2体制を築いていく。

セッションの残り時間が15分になろうとするところでメルセデスAMGのバルテリ・ボッタスがフェラーリに続く3番手に順位アップ。だが、現在ドライバーズランキングトップのベッテルを6ポイント差で追うルイス・ハミルトンはフェルスタッペンを上回ることができず5番手にとどまる。

残り時間が10分を切ったところで、フォース・インディアのエステバン・オコンがターン16でクラッシュ。これでVSC(バーチャルセーフティカー)が導入されるというハプニングが発生。残り時間が4分となったところでVSCが解除されるが、その後は上位勢に大きな順位変動は起こらず、そのままチェッカーフラッグを迎えた。

結局、金曜日に出したモナコでのコースレコードタイムをまたも更新する1分12秒395を刻んだベッテルがモナコGP予選前最後のセッションをトップで終えている。

フリー走行3回目の2番手から10番手のドライバーは次の通り。
2番手キミ・ライコネン(フェラーリ)、3番手バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)、4番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、5番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、6番手ダニエル・リカルド(レッドブル)、7番手カルロス・サインツ(トロロッソ)、8番手ダニール・クビアト(トロロッソ)、9番手ケビン・マグヌッセン(ハース)、10番手ストフェル・バンドーン(マクラーレン)。

マクラーレン・ホンダ勢は、バンドーンが10番手、バトンが最終的には12番手だったが、予選ではどちらもQ3進出の可能性があるパフォーマンスを示してみせた。だが、バンドーンは前戦スペインでのクラッシュにより決勝では3グリッド降格ペナルティーを受けることが決まっている。

F1モナコGP予選は、このあと日本時間21時から始まる。

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