マクラーレン・ホンダは、バルセロナ・カタルニア・サーキットで開催された今季初のヨーロッパ戦にアップデートを持ち込んだものの、レースでそれを活かすことができなかった。
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■バンドーン、リタイア
ストフェル・バンドーンは、グリッドの最後尾から好スタートを切り、1周目の終わりまでで15番手に浮上。ジョリオン・パーマー(ルノー)と激しいバトルを展開し、力強いオーバーテイクをしたにもかかわらず、1回目のピットストップの際に集団の中でポジションを維持することができず、32周目まで16番手で走行を続けた。
その後、フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)がピットストレートでバンドーンの背後に迫ったものの、バンドーンにはそれが見えず、両マシンが接触。その接触によりバンドーンはマシンのサスペンションに損傷を負い、レースをリタイアする結果となった。バンドーンは、このアクシデントにより、次のモナコGPで3グリッド降格ペナルティーを科せられる。
■アロンソ、12位完走
一方、フェルナンド・アロンソは、7番手という今季最高のグリッドからスタートしたものの、2コーナーでマッサ選手に外に押し出されてグラベルにコースオフ。オープニングラップで、スタート時のポジションを失ってしまった。
順位を落としたアロンソは、1周目の終わりには11番手を走行。その後は、比較的高速と言われるこのサーキットで順位を上げることができず、1回目と2回目のピットストップでさらにポジションを落とし、それ以降は15番手を走行した。それでも、果敢な走りと、51周目に行った予定外の最終ピットストップによってレース終盤にペースを上げ、最終的にアロンソは母国グランプリを12位で完走した。
■アロンソ、インディへ出発
アロンソは今夜、米国インディアナポリスに移動し、インディ500でのデビューに向けて、明日の午前中に1回目のフリー走行に臨む。その一方で、今週はジェンソン・バトンがマクラーレン・テクノロジー・センターを訪れる。2週間後に開催されるモナコGPでアロンソの代役を務めるために、シミュレーターで再びドライブする予定だ。
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