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【予選レポート】フェラーリが9年ぶり最前列独占 マクラーレン・ホンダのアロンソは15番手/F1ロシアGP

2017年04月29日(土)22:26 pm

2017年F1第4戦ロシアGPが4月29日(土)、ソチ・オートドローム(1周5.848km)で2日目を迎え、現地時間15時(日本時間21時)から行われた予選でフェラーリのセバスチャン・ベッテルがポールポジションを獲得した。今季初、通算47回目。

●【予選結果】F1ロシアGPのQ1-Q2-Q3タイム、周回数

■アロンソは4戦連続Q2進出

18分間で行われたQ1では、ほとんどのドライバーがウルトラソフトでアタックに向かう中、好調フェラーリだけがスーパーソフトでセッションに臨んでいく。それでも、フェラーリ勢はメルセデスAMG勢に次ぐ3番手4番手をキープし、楽々とQ2進出を確定させる。

セッション中盤までノックアウトゾーンの16番手に位置していたマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは最後のアタックで順位を上げ、最終的に14番手で4戦連続でのQ2進出を決めた。チームメートのストフェル・バンドーンは17番手でQ1敗退となった。

Q1でノックアウトされた16番手から20番手までのドライバーは以下の通り。
16番手ジョリオン・パーマー(ルノー)、17番手ストフェル・バンドーン(マクラーレン)、18番手パスカル・ウェーレイン(ザウバー)、19番手マーカス・エリクソン(ザウバー)、20番手ロマン・グロージャン(ハース)。

■メルセデスAMGがQ2で大きくタイムを短縮

15分間で争われたQ2では、これまでフェラーリに頭を押さえつけられていたメルセデスAM勢が好タイムを刻み、フェラーリの上に出てくる。最後にキミ・ライコネン(フェラーリ)が2番手に上がるものの、トップタイムを刻んだのはバルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)だった。

このセッションでも果敢に攻めていったアロンソだが、ここでは残念ながら15番手にとどまり、今季初のQ3進出は次戦以降に持ち越しとなった。

Q2でノックアウトされた11番手から15番手までのドライバーは以下の通り。
11番手カルロス・サインツ(トロロッソ)、12番手ランス・ストロール(ウィリアムズ)、13番手ダニール・クビアト(トロロッソ)、14番手ケビン・マグヌッセン(ハース)、15番手フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)

■白熱の逆転劇でポール決定

12分間で戦われたQ3では、最初のアタックラップでライコネンが暫定ポールポジションを刻み、それにボッタス、ベッテル、ハミルトンが続く展開となる。

セッション後半にポールポジションをかけて、ライコネン、ベッテル、ボッタス、ハミルトンの順で最後の争いが展開されていく。先頭を走るライコネンだが、自分の暫定ポールタイムを更新することはできず、後続のドライバーのタイムを見守ることに。ここでベッテルがライコネンのタイムを約100分の6秒短縮しトップに立つ。

セクター1ではまずまずのタイムを刻んでいたメルセデスAMG勢だったが、結局ボッタスもハミルトンもフェラーリのタイムに届かず、明日の決勝はフェラーリの2台が最前列から並んでスタートすることになった。フェラーリが最前列を独占したのは2008年のフランスGP以来のこととなる。

■予選トップ10ドライバー

予選トップ10ドライバーは以下の通り。
ポールポジションはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、2番手キミ・ライコネン(フェラーリ)、3番手バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)、4番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、5番手ダニエル・リカルド(レッドブル)、6番手フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、7番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、8番手ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、9番手セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、10番手エステバン・オコン(フォース・インディア)。

マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは4レース連続でQ2進出を果たしたものの15番手、ストフェル・バンドーンは17番手で予選を終えている。なお、バンドーンは規定数以上のパワーユニットコンポーネント投入により、明日のレースでは15グリッド降格ペナルティーを受け最後尾からのスタートとなる。

F1ロシアGP決勝は、明日の日本時間21時から始まる。

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