マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが、マクラーレン・ホンダの2017年型車MCL32のシャシーに限って言えばライバルたちと比べても最高レベルにあると語った。
●【決勝結果】F1バーレーンGP決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
今季もホンダパワーユニットが信頼性とパフォーマンス両面でライバルメーカーに後れをとっていることは明らかだ。
バーレーン・インターナショナル・サーキットで開催された第3戦バーレーンGPでも金曜日にストフェル・バンドーンのMGU-H(熱エネルギー回生システム)に不具合が2度も生じ、土曜日の予選ではアロンソのパワーユニットも同じトラブルを抱えてしまった。
このとき、アロンソは母国スペインの『AS』に次のように語っていた。
「僕たちが抱えているパワー不足を考えれば、ここまでのレースで僕たちが選手権でも最高レベルのシャシーを手にしていることを証明してみせたよ」
アロンソは、シミュレーションでは最下位となることが予想される状態の中、開幕戦オーストラリアGPと第2戦中国GPの決勝ではポイント圏内を走行する走りを見せていた。
バーレーンGP予選後にエンジン交換を余儀なくされたアロンソは、「厳しいレースをこなしてきたけれど、明日はさらに厳しいものになりそうだ」と語っていた。
そして、バーレーンGP決勝を15番グリッドからスタートしたアロンソは、ほかのクルマのリタイアにも助けられながらもう少しでポイントに手が届くところを走行する頑張りを見せた。
しかし、レースがあと残り2周になろうとするところで今季開幕から3戦連続でチェッカーフラッグを受けることなくクルマをガレージに戻したアロンソは、レース後に「今日のストレート上でのパワーとパフォーマンス不足は驚くほどだった」と嘆くだけだった。