ハミルトン「今年はベッテルとの接戦が続くはず」
今週末に開催される今季のF1第3戦バーレーンGP（16日決勝）でも、セバスチャン・ベッテル（フェラーリ）とルイス・ハミルトン（メルセデスAMG）による接近戦が演じられることになりそうだ。
■現時点では5分の戦いを演じるベッテルとハミルトン
今季の開幕戦オーストラリアGPではベッテルが勝利、そして先週末の第2戦中国GPではハミルトンが勝利し、それぞれのレースでお互いに2位フィニッシュを遂げていることから、現時点では2人が同じ43ポイントでドライバーズランキング首位タイに並んでいる。
今季は、レッドブル時代に4度F1王座についたベッテルと、今季通算4度目のF1ドライバーズタイトル獲得を狙うハミルトンという2人のF1チャンピオン同士による激しいタイトル戦いが繰り広げられることになるかもしれない。
■上海は低温に助けられたとハミルトン
今シーズンはまだ2レースが終わったばかりだが、その2戦のデータを分析すると、フェラーリは暖かいコンディションのほうが強く、メルセデスAMGは逆に温度が低めのときのほうが強さを発揮するようだと考えられている。
メルセデスAMGを率いるエグゼクティブディレクターのトト・ヴォルフは、「ここまでのところで何かパターンのようなものがあるとは思っていないよ」と語っている。
だが、ハミルトンは、雨に見舞われた上海では気温の低さに助けられたのは事実だとレース後に次のように語った。
「ここでは寒さに助けられたね」
■今後もベッテルとの接戦を予想
ハミルトンはさらに、今季はフェラーリのベッテルとの差は非常に小さいと認め、次のように続けた
「ものすごく接近しているよ」
「セバスチャンがラップを刻み、それに対抗するのが難しいことが何度かあった。そしてレースでは僕が速いときもあった」
「これまでに経験したことがないと言うほどではないかもしれないけれど、かなりの接戦になりそうだよ」とハミルトンは付け加えた。
