今季マクラーレン・ホンダのフルタイムドライバーとなったストフェル・バンドーンが、今もやる気に満ちあふれていると主張している。
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2015年にF1コンストラクターの復活として話題となったマクラーレン・ホンダだが、3シーズン目を迎えた今年のF1マシンMCL32は、全チームの中で最も遅いとさえ言われている。
■今のマクラーレン・ホンダは一番下だとアロンソ
マクラーレン・ホンダで3シーズン目を迎えるフェルナンド・アロンソは、F1開幕戦オーストラリアGPが行われたメルボルンで次のように語っていた。
「僕たちは一番下だよ。それが客観的に見た僕たちの現実さ」
「これは中国(9日決勝)でもバーレーン(16日決勝)でも同じだろうね」
こうした状況に、名門F1チームとして知られるマクラーレンも、ついにホンダと手を切る方向で動き始めたようだとうわさされている。
24歳となるバンドーンも、まさか最後尾争いをするチームでF1キャリアを本格的に開始することになるとは思わなかっただろう。
■やる気を失ってはいないとバンドーン
だが、こうした状況に悲観しているかと尋ねられたバンドーンは、フランスの『Auto Hebdo(オト・エブド)』に次のように語った。
「いや、まだワクワクしているよ」
「グリッドにはたった20人のドライバーしかいないわけだし、僕は運よく最高レベルのチームでその一員になれたんだ。だから、何も変わっていないし、何の影響もないよ」
「確かに、僕たちは困難な状況にある。だけど僕たちはまだ攻めているよ」
■長期的にマクラーレン復活に取り組む
バンドーンは、マクラーレンが再び栄光の日々を取り戻せるよう、今後長期にわたって自分もその手助けをしたいと思っている次のように続けた。
「僕たちが抱えている問題はすぐには解決できない。だから一歩ずつ改善することが必要なんだ。僕はそのために戦う決意をしているよ」
「あきらめるわけにはいかないよ。だって僕はまだ(F1)キャリアをスタートしたばかりだからね。多くのことを学ばなくてはならないし、サーキットにだって慣れないといけないんだ」
「僕はこれからもずっとマクラーレンとやっていくことは分かっている。将来的に競争力のあるパッケージにできるよう頑張っていかないとね」とバンドーンは結んだ。