3年連続チャンピオンのメルセデスAMGに今季から加わったバルテリ・ボッタスについて、チーム首脳陣が評価した。
昨年チャンピオンになったニコ・ロズベルグが電撃引退し、急きょ後任に抜てきされたボッタス。移籍後初めてのテストが終了した。
■ボッタスの進歩に満足するラウダ
メルセデスAMGの非常勤会長で3度のF1王者であるニキ・ラウダは、チームメートのルイス・ハミルトンと比較したボッタスの評価を、ドイツのテレビ局『RTL』に語った。
「ここまで見たところでは、ルイスの予選パフォーマンスに対して、バルテリは0.2秒差以内にまで近づいてきた」
「既に非常に良いね」
「彼にはルイスほどの経験がないから、ロングランに関してはさらに成長する余地がある」
「すべての点で努力が必要だし、彼は努力するだろう」
「だが、ここまでの彼のパフォーマンスには大満足だよ」
■早く力を証明する必要があるとヴォルフ
ボッタスは1年契約を結んでいるが、力を証明する時間は少ないと、メルセデスAMGエグゼクティブディレクターのトト・ヴォルフが、フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙に語っている。
「バルテリに与えられた時間は多くない。その間に、ニコ(ロズベルグ)と同じレベルでやれることを証明しなければならない」
「そして、ルイス・ハミルトンに対抗するパフォーマンスを発揮し、チームの開発やクルマのスピードアップに貢献することも必要だ」
「明らかにバルテリには、速い泳ぎ方を学ぶ必要があるね」