今年ウィリアムズからF1デビューを飾ることになっているランス・ストロールが、フェリペ・マッサがチームメートになることをうれしく思うと語った。
当初、18歳のカナダ人ドライバーであるストロールは、今年バルテリ・ボッタスとコンビを組むことになっていた。
ところが、2016年のF1チャンピオンとなったニコ・ロズベルグが突然引退してしまったことから、ボッタスがその後任としてメルセデスAMGへ移籍することに。これを受け、2016年限りでのF1引退を表明していたマッサがもう1年現役を続け、2017年もウィリアムズで走ることになったものだ。
「きっと多くのファンがフェリペの復帰を喜んでいると思うよ」
母国カナダの『Le Journal de Montreal(ジュルナル・ド・モントレアル)』にそう語ったストロールは次のように付け加えた。
「僕たちはこれまでにもずっと協力しあってきたんだ。僕がウィリアムズの開発ドライバーになって以来ね」
実際のところ、ボッタスがメルセデスAMGに移籍するための交渉が行われていたとき、ストロールの父であり、世界的ファッションブランドを展開する大富豪のローレンス・ストロールがマッサの復帰交渉に一役買っていたと考えられている。
「完ぺきな解決策だよ。彼(マッサ)はバルテリの後任としては完ぺきだ」
そう語ったストロールは、次のように締めくくった。
「だけど、僕にとっては彼がチームに復帰したからといって何も変わらないよ。僕が挑戦しなくてはならないことは以前と同じだからね」