BMWやルノーで活躍した元F1ドライバー、ロバート・クビサ(31歳、ポーランド)が、WEC最終戦後の日曜日に行われるFIA WECルーキーテストに参加し、耐久レースの頂点へ挑戦する。
クビサは、2011年にラリーに参戦して大けがを負ってから、将来有望視されていたF1からは離れ、近年はラリーで活躍してきた。しかし今回、オーストリアのプライベーターチーム、バイコレスのLMP1カーCLM P1/01 AERをドライブすることになった。
バイコレスのチームディレクター、ボリス・バーメスは、このルーキーテストはチーム共同オーナーのコリン・コレスとのつながりによって実現したようだ。
「コリン(・コレス)は、ロバート(・クビサ)をずいぶん前から知っている。私のこともね」とバーメスは『Autosport』に語った。
「彼はLMP1をテストしたがっていたので、自然な流れだったんだ」
しかし、今回のテストがクビサの将来的なドライバー契約に繋がるかどうかまでは考えていないという。