2016年F1第17戦日本GPが10月8日(土)、鈴鹿サーキット(1周5.807km)で2日目を迎え、12時から行われたフリー走行3回目でメルセデスAMGのニコ・ロズベルグがトップに立った。
●【P3タイム結果】F1日本GPフリー走行3回目、タイム差、周回数
夜から朝にかけて降った雨により、セッションはウエット状態でのスタートとなった。雨用タイヤでコースインするドライバーもいたものの、多くのドライバーは路面状態の様子を静観する形となり、セッション前半にはあまり動きが見られなかった。
だが、その後路面コンディションも徐々に改善されてドライタイヤでの走行が見られるようになると、セッションが残り10分ほどとなったところで、各ドライバーが一番軟らかいソフトタイヤで予選シミュレーションを展開していく。
そして、ロズベルグが1分32秒092のトップタイムをマーク。それにダニエル・リカルド(レッドブル)がコンマ3秒の差で続き、さらにそこからコンマ3秒遅れでフェラーリのセバスチャン・ベッテルが続く。メルセデスAMGのルイス・ハミルトンはほかのクルマの影響を受けたこともあり、タイムを伸ばせずに順位は7番手にとどまった。
結局、ロズベルグがここまでの3セッションすべてでトップをキープし、このあと行われる予選に臨むことになった。
フリー走行3回目のトップ10ドライバーは次の通り。
トップはロズベルグ、2番手リカルド、3番手ベッテル、4番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、5番手キミ・ライコネン(フェラーリ)、6番手フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、7番手ハミルトン、8番手ジョリオン・パーマー(ルノー)、9番手ケビン・マグヌッセン(ルノー)、10番手ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)。
ホンダのホームレースということで期待がかかるマクラーレン・ホンダ勢だが、予選前最後のセッションではフェルナンド・アロンソが100分の7秒ほどのわずかな差でトップ10入りを逃して11番手。ここ鈴鹿で通算301戦目の決勝スタートを迎えるジェンソン・バトンは19番手に沈んだ。
F1日本GP予選は、このあと15時から始まる。