F1シンガポールGP(18日決勝)は、三つどもえの接戦になりそうだ。
昨年のシンガポールGPでは、メルセデスAMGが不可解な失速を見せ、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが優勝し、チームメートのキミ・ライコネンとレッドブルのダニエル・リカルドが表彰台に上がった。
今年は、昨年のような失速はなかったものの、初日フリー走行でメルセデスAMGとフェラーリ、レッドブルの差は小さかった。また、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンは油圧のトラブルであまり走行できなかった。
■自信を見せるレッドブル
レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、メルセデスAMGが昨年のように失速することは期待してはいないと『Die Welt(ディー・ヴェルト)』紙に話している。
「メルセデスAMGは昨年の問題をとうの昔に解決しているだろう」
「しかし、問題がなくても、われわれは彼らと戦える可能性があると見ている」
レッドブルはルノー製パワーユニットを使用しているが、今回からルノーはトークンを使用した改良をエンジンに施しているという。
■レッドブルを警戒するメルセデスAMG
メルセデスAMG非常勤会長のニキ・ラウダは、イタリアのテレビ局『Sky(スカイ)』に次のように語った。
「われわれは速いし、昨年の問題は出ていない」
「だが、フェラーリと、特にレッドブルが、ここでは非常に速いようだ。このコースはレッドブルにとって完ぺきだが、われわれにとっては違う。従って、われわれは汗して努力しなければならないだろう」