フェラーリは、残りの開発トークンをすべて使って改良を施した新型エンジンでF1イタリアGP(4日決勝)を戦っている。
パワーユニットのパフォーマンス向上を目的とした開発には、年間32のトークンが割り当てられている。フェラーリは、今回の改良で残っていた3トークンをすべて消化した。
2日(金)の記者会見で、フェラーリの技術責任者であるマッティア・ビノットは、「利益がどの程度かを見るのはまだまだ早すぎる」と話した。
また、メルセデスエンジンとの差を聞かれると、ビノットは次のように答えた。
「力の差が収束すると、ある段階からは、パワートレインとシャシー・空力とのどちらが影響しているのか、分けるのが難しくなるものだ」
「モンツァでは、馬力の違いは1周あたり0.3秒に相当するだろう。いまだにメーカーによってその程度の差はあるかもしれない」
フェラーリは金曜日のフリー走行1回目から新しいパワーユニットを使用している。
キミ・ライコネンは、初日を終えて「開発は大規模なものじゃない。でも方向は正しい」と語っている。