マノーのシートを失ったリオ・ハリアントが、控えドライバーとしてチームに残ることが発表された。
23歳のハリアントは、インドネシア政府とつながりのあるスポンサーの支援でマノーからF1にデビューした。
しかし、「契約上の義務」である約700万ユーロ(約9億円)の支払いを完了することができなかったため、マノーはハリアントに代わってメルセデスAMGの育成ドライバーであるエステバン・オコンにシートを与えることを10日(水)に発表した。
インドネシアのスポーツ大臣は声明を出し、マノーの決定に落胆したとしながらも、資金が途絶えたあとのF1第12戦ドイツGPでもハリアントの出走が認められたことを評価した。
広報担当は「リオの資金として国家予算の使用を求めたが、議員には認められなかった」と11日(木)に述べている。
マノーは10日の声明の中で、ハリアントの「F1ドリーム」を消さないために控えドライバーの仕事をオファーしたと述べていた。これをハリアントが引き受けたことが11日(木)に発表された。
「正ドライバーのいずれかがレースに出走できない場合は、リオが代理を務めることができる」ほか、エンジニアとのミーティングやPR活動にも加わるとチームは声明で述べている。