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【WEC】アロンソも元王者のフォーミュラーV8 3.5、来季よりWECと併催し若手にチャンスを

2016年07月29日(金)16:52 pm

『フォーミュラーV8 3.5』を運営するRPMレーシング社長のジャイメ・アルグエルスアリと、FIA世界耐久選手権(WEC)CEOジェラール・ヌヴーは、『フォーミュラーV8 3.5』が2017年のWECの大半のレースで同時開催されることを発表した。

WEC(世界耐久選手権)は、『フォーミュラーV8 3.5』の若いドライバーがLMP1、LMP2、GTEへステップアップするきっかけとなるよう、2017年シーズンよりWECと併催することを発表した。

■『フォーミュラーV8 3.5』9戦中6戦が併催

『フォーミュラーV8 3.5』は全9戦のうち最低6戦がWECと同じ週末に同時開催される。この6戦とはメキシコ、日本、バーレーン、シルバーストーン、スパ、ニュルブルクリンクだ。

両団体は、シングルシーターでレースをする若いドライバーを、世界のモータースポーツのプロフェッショナルな環境、特にLMP1、LMP2、GTEを含むモータースポーツの頂点でレースができる可能性を与えるという目標を共有している。

この計画は、ドライバーのみならず、その家族やサポートしてくれる人、パートナーに取っても利益のあるものである。WECとRPMはこうすることで、若いドライバーに手の届く予算で、最高の国際レースを与えようと願っている。

■上位3名の賞典にはWECテスト

この計画は、最近のモータースポーツ界の歴史の大きな一歩で、素晴らしい賞がかけられている。それは『フォーミュラーV8 3.5』の上位3位はバーレーンでのWECのルーキーテストに、主要なクラスであるLMP1、LMP2、GTEで参加する可能性をあたえるというものである。

■ジャイメ・アルグエルスアリ(RPM社長)「1999年には19歳のアロンソが優勝、王者に」

「今からちょうど18年前の1998年に、RPMは若い才能あるドライバーが、モータースポーツ界でプロとなることを目標とした新チャンピオンシップを設立しました。このチャンピオンシップは当時、フォーミュラーニッサンという名前で、1999年は19歳の若いドライバーが優勝しましたが、このドライバーはフェルナンド・アロンソでした。

2005年には、新シャシーにV6 3リッターのエンジンを載せ、ルノー・スポーツ・テクノロジーと合意を結び、それが2015年まで続きました。1998年以来、このチャンピオンシップは25人のドライバーをF1へ送り込みました。

今日、世界耐久選手権とともに、私の経歴の上で一番情熱をかけた、このプロジェクトを発表できて、非常に幸せです。コストコントロールは、若いドライバーやその家族、パートナーを助ける上で、私にとって大事な問題です。同じようにドライバーがキャリアを積めることにも、重きを置いています」

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