NEXT...F1開催スケジュール

フェラーリ前会長、黙っていることが大事なときもある

2016年07月21日(木)19:31 pm

最近、イタリアのメディアを中心に、フェラーリが再び危機的状況を迎えているとの報道が行われている。

シーズン前にはセルジオ・マルキオンネ会長がF1タイトル獲得に挑戦すると大見えを切ったものの、最強メルセデスAMGとの差を縮めるどころか、最近ではレッドブルの後塵(こうじん)を拝することも増えてきただけにメディアが騒ぎ立てるのも無理からぬ状況かもしれない。

だが、フェラーリがかつてミハエル・シューマッハを擁して最強時代を築いたときに技術責任者を務めていたロス・ブラウンが、当時は会長を務めていたルカ・ディ・モンテゼモーロがうまくそうした騒動からチームを守っていたと語ったことが報じられていた。

2014年シーズン中に長年勤めたフェラーリ会長の座を追われたモンテゼモーロだが、現在フェラーリが置かれている状況についてどう思うかと尋ねられると、『Tuttosport(トゥットスポルト)』に次のように答えた。

「私のように深くフェラーリを愛しており、あそこで重要な年月を過ごした者にとっては、黙っていることがその愛情を示す最善の方法となる場合もあるんだ」

このモンテゼモーロのコメントは、自分を追いやったフェラーリの現会長セルジオ・マルキオンネが過度のプレッシャーをチームに与え、結果としてメディアによる報道を扇動するような事態につながったことを暗に批判したものと受け止めることができそうだ。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック