マクラーレン・ホンダのエリック・ブーリエ(レーシングディレクター)が、シルバーストン・サーキットで行われたF1イギリスGP2日目を終え、次のようにコメントした。
●【結果】F1イギリスGP予選の順位、Q1-Q2-Q3のタイム
■エリック・ブーリエ「イギリスのファンのためにいいレースを見せたい」
「陳腐な表現を使うことを許してもらえば、今日の予選セッションは2つの部分からなるゲームだったよ」
「まず、ジェンソン(バトン)のリアウイングのエンドプレートがクルマのフロアから脱落してしまった。そしてそのダメージの修復に時間がかかり、彼は2度目のアタックに出ることができなくなってしまったんだ。あれは本当に残念だった。ジェンソンは当然ながらホームグランプリで印象的な走りを見せたいと願っていたわけだからね」
「フェルナンド(アロンソ)は今週ずっと調子がよかったし、今日の予選でも素晴らしいパフォーマンスを続けていた。彼はQ1とQ2を驚くべき冷静さで勝ち抜けたし、実際のところ午後には上から8番目のタイムを記録していたんだ。ところが、走行ラインの限界値を超えていたということで、そのラップタイムが抹消されてしまい、10番手に下がってしまった。明日はセバスチャン(ベッテル/フェラーリ)のペナルティーの結果9番手からのスタートになるがね」
「明日の天気予報では午後ににわか雨が降るとされている。もし本当にそうなれば、不安定な天候コンディションのもとでは我々の2人のドライバーたちは筋金入りの強さを発揮できるということを念頭に置く必要があるし、ひとたびスタートライン上の5つの赤いライトが消えたとき、フェルナンドとジェンソンが大きく順位を上げても驚くにはあたらないよ」
「イギリスGPは、マクラーレン・ホンダに所属する我々全員にとって大きな意味を持つものだ。そして、我々がファンから応援してもらえるだけのことができれば本当にうれしいことだろうね。彼らは間違いなく世界でも最高のファンだからね」