レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、分配金の減少は受け入れられないと話している。
現在、F1の商業的な収益はトップチームに多く分配されており、問題視されている。こうした契約は2020年までのものだ。
F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、契約の更新を機会にそうした「ボーナス」も含めた分配金システムの見直しを検討している。
エクレストンはF1オーストリアGP(3日決勝)を前に「そうだ、ボーナスはなくす。全員が同じ条件だ」と話した。
フォース・インディアのチーム代表 ビジェイ・マリヤは、小規模チームを除外したボーナスは「まったくばかばかしい」と『Times(タイムズ)』紙に話している。
「グリッドにつく権利はわれわれ全員に平等にある。われわれは何百万ポンド(数百億円)も要求しているわけじゃない」
■トップチームは反発
メルセデスAMGビジネス部門のエグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフは、収入は「公平で筋の通った」方法で分配されるべきだと認めつつも、ボーナスは公平なものだと話している。
ホーナーも、小規模チームへの分配を増やすことにはオープンな態度を取りつつも、レッドブルの収入が減るのは受け入れられないと話す。
「収入が減るのを喜ぶチームはないだろう」
「彼(エクレストン)が収入を増やして底上げできるのなら、問題はないけれどね」