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【動画・WEC決勝】トヨタ、首位独走もトラブルで2台ともリタイア/第2戦スパ・フランコルシャン6時間

2016年05月08日(日)14:03 pm

5月7日(土)、スパ・フランコルシャン6時間レースの決勝レースが行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRIDは5号車が4時間の時点で首位を独走していたものの、突然のエンジントラブルで脱落。6号車も中盤のトラブルでリタイアに終わった。

■首位独走もエンジントラブルに泣く

TOYOTA GAZOO Racingは、FIA世界耐久選手権第2戦スパ・フランコルシャン6時間レースで、ほぼ手中にしていた勝利をトラブルで逸し、無念の結果で終えることとなった。

シリーズのマニュファクチャラーズ選手権ポイントリーダーとして今大会に臨んだトヨタは、レース開始から4時間が経過した時点で首位を独走し、2014年以来となるスパ・フランコルシャン6時間レースでの優勝を目前にしていた。

トラブルに見舞われるまで、2台のTS050 HYBRIDは大幅にパフォーマンスが向上したことを証明する走りを見せ、5号車は2位に1分以上の大差をつけて首位を快走、6号車もレース序盤に見舞われたアクシデントの修復により周回遅れになりながらも3位を走行していた。

■中嶋一貴は完走、可夢偉はリタイア

しかし、2台のTS050 HYBRIDは共にエンジントラブルに見舞われ、レースからの脱落を余儀なくされてしまった。中嶋一貴、アンソニー・デビッドソンとセバスチャン・ブエミが駆った5号車は総合26位でレースを終えることとなったが、クラス7位完走で、マニュファクチャラーズ選手権において12ポイントを獲得した。小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイの6号車はリタイアに終わった。

■次はル・マン24時間

次戦は6月18日(土)と19日(日)に行われるル・マン24時間レース。25万人ものファンが集まる、世界で最も有名な耐久レースは、今年で84回目を数える。レースを前に、6月5日(日)にレースの舞台となる公道も使用されるサルト・サーキットで公式練習走行が行われる。

■佐藤俊男 チーム代表:
週末を通じ性能面での向上を確認することが出来ましたが、レース結果は厳しいものとなりました。前戦シルバーストーンと比較し明らかな向上を果たせたことに関して、ケルンのチームスタッフとトヨタ東富士研究所の努力に改めて感謝したいと思います。レース中盤を過ぎた時点まで安定して速いラップタイムを刻みながらトップを走行することが出来ましたが、残念なことに2台共エンジンにダメージを受けてしまいました。直ちに原因を究明し、次戦ル・マン24時間レースに向けて対策を講じたいと思います。

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